シリーズ累計880万部突破した石塚真一の大人気漫画『BLUE GIANT』が映画作品となり2月17日(金)より全国公開される。この度、劇中の音楽を日本のJAZZシーンを牽引する上原ひろみが担当すること、さらに劇中の演奏を上原ひろみ、馬場智章石若駿の3名が担当することが明らかとなった。

劇中の演奏を上原ひろみ、馬場智章、石若駿が担当

アニメーション映画化発表時より注目を集め、期待を寄せられた劇中の音楽は、グラミー賞受賞歴を持つ世界的ピアニスト・上原ひろみが担当。また上原は、主人公たちが結成するトリオ「JASS」のオリジナル楽曲も本作のために書き下ろした

そして、主人公・大が東京で出会うピアニスト・沢辺雪祈の演奏も担当。圧倒的な技術と感情を揺さぶる演奏で世界中を熱狂させて止まない上原が、情熱を内に秘めたクールな雪祈のピアノをどう表現するのか、世界的ピアニストの音の演技にも注目だ。

映画『BLUE GIANT』劇中の演奏を上原ひろみ、馬場智章、石若駿が担当!特報映像&最新ビジュアル公開 film221018-bluegiant3

初めて「BLUE GIANT」を読んだ時、「音が聴こえてくる」と感じました。
自分の頭の中に鳴っていたその音を、本当に再現できる日が来るなんて……。
物語を支える劇伴も担当させていただけて、感無量です。
『BLUE GIANT』には、夢と情熱が詰まっています。
監督も、この映画に携わるスタッフも、原作チームも
夢と情熱で溢れる人たちでいっぱいです。
この漫画の音を鳴らしたい、という自分の夢を乗せられればと。
ありったけの情熱を込めて。

上原ひろみ(音楽/ピアノ演奏)

そして、世界一のジャズプレーヤーを目指す大のサックスを演奏するのは、馬場智章。このキャスティングでは、ユニバーサル・ミュージック協力のもと、国内外の有力奏者が集結してオーディションが実施された。その中で満場一致で選ばれた馬場智章が、聴く人すべてを圧倒する大のサックスを演じる。

映画『BLUE GIANT』劇中の演奏を上原ひろみ、馬場智章、石若駿が担当!特報映像&最新ビジュアル公開 film221018-bluegiant5

“その人が生み出す音はその人そのものを表す”と感じながら僕は日頃から音楽に取り組んでおりますが、今回初めて自分自身としてではなく別の人間として音楽制作に取り組みました。大の持つ音は“きっとまだ上手くはないけれど何故か人を惹きつける”、そんな想像をしながら大を自分に宿して、大として演奏をするにつれ、彼の音楽への情熱や貪欲さがどんどん音になって表れるような気がしました。今回大が結成したバンド“JASS”を上原ひろみ、石若駿という最高のメンバーと担当することができ、とても良い音楽に仕上がったと思います。ぜひ劇場の特大スピーカーでJASSの音を全身で浴びてください。

馬場智章(サックス演奏)

また、仙台出身の大とは高校で同級生だった玉田俊二のドラム演奏を、millennium paradeのドラマーとしても活躍する石若駿が担当。ジャズのみならず様々なジャンルで活躍するドラマーの一人だ。上原の指名により抜擢され、本作では楽器未経験ながら大の情熱に突き動かされバンドに熱中する玉田を表現する。

映画『BLUE GIANT』劇中の演奏を上原ひろみ、馬場智章、石若駿が担当!特報映像&最新ビジュアル公開 film221018-bluegiant4

皆様はじめましてドラマーの石若駿と申します。ジャズを題材としたこの『BLUE GIANT』という作品に携わることができてとても嬉しく思います。ドラムの玉田の音とモーションを担当することになりますが、玉田は音楽経験がないところからドラムをスタートします。初心者のぎこちないドラミングを演ずるのがとにかく難しくもあり、試行錯誤しながら楽しく臨むことができました。玉田のまったくの初心者からだんだん上手になっていく様にも注目いただければと思います。また彼の心情の動きも私なりに音に注入させていただきました。全体の音楽を担当され、雪祈役の、上原ひろみさんと宮本大役の馬場智章さんとのトリオもとても感動的な音に仕上がりました。この映画を観てジャズという音楽の実際のライブにも聴きにいらしていただければ本当に嬉しいですが、まずは『BLUE GIANT』を何度もじっくり楽しんでいただければと思います!お楽しみに!

石若駿(ドラム演奏)

『BLUE GIANT』特報映像&最新ビジュアル公開

併せて公開となった最新ビジュアルは、真剣な眼差しでテナーサックスを抱える宮本大が一面に登場。どこか厳しげで、真摯なその表情から、彼の音楽に懸ける想いが伝わってくることだろう。また、特報映像では、石若のドラムに上原のピアノ、そして馬場のサックスが重なっていく「始まり」を感じさせる演奏を聴くことができる。ジャズに魅せられ夢に目を輝かせる大の様子、雪祈、玉田の情熱に満ちた表情や演奏シーンなど、今後への期待が高まる内容となっている。

ジャズ界きってのピアニストの上原ひろみさんが音楽担当になってくれたことは、この上ない幸運です。サックスの馬場智章さん、ドラムの石若駿さんという真摯な若手プレーヤー達と共に試行錯誤を重ねて映画『BLUE GIANT』の音を紡いでくれました。迫力の音楽です。音について伝えたいことはまだまだありますが、ここはグッとこらえ、皆さんが映画で楽しんでいただけたらと思います。上原さん、馬場さん、石若さん、カッケー音をありがとうございます!!皆さん、劇場でジャズが待ってます!ご期待ください。

石塚真一(原作者)

『BLUE GIANT』特報

INFORMATION

BLUE GIANT

映画『BLUE GIANT』劇中の演奏を上原ひろみ、馬場智章、石若駿が担当!特報映像&最新ビジュアル公開 film221018-bluegiant2

2023年2月17日(金)全国公開

原作:石塚真一「BLUE GIANT」(小学館「ビッグコミック」連載)

監督:立川譲 脚本:NUMBER 8

音楽:上原ひろみ

演奏:サックス 馬場智章 ピアノ 上原ひろみ ドラム 石若駿

アニメーション制作:NUT

製作:映画「BLUE GIANT」製作委員会

配給:東宝映像事業部

©2023 映画「BLUE GIANT」製作委員会 ©2013 石塚真一/小学館

2023年2月17日(金)全国公開

映画公式サイト