セルジオ・レオーネ監督が手がけるマカロニ・ウェスタン映画や、数々のアカデミー賞受賞作の映画音楽を制作してきた巨匠エンニオ・モリコーネ氏が昨夜ローマの病院で逝去したことが明らかになった。

映画音楽家、エンニオ・モリコーネ氏が逝去

情報によると、モリコーネ氏は先週転倒による大腿骨の骨折でローマの病院に入院しており、その他の合併症により昨夜入院先で命を落としたという。

モリコーネ氏は多くの映画音楽を手がけたことで知られており、“マエストロ”の通称で親しまれていた偉大な作曲家だ。テレンス・マリック監督の『天国の日々』やブライアン・デ・パルマ監督の『アンタッチャブル』、アカデミー外国語映画賞受賞作の『ニュー・シネマ・パラダイス』、さらには自身もアカデミー作曲賞を受賞したクエンティン・タランティーノ監督作『ヘイトフル・エイト』でも作曲を務めている。

中でも、セルジオ・レオーネ監督などの作品で知られるイタリアの西部劇「マカロニ・ウェスタン」の作品の映画音楽を多く手がけたことでも知られており、クリント・イーストウッドを一躍有名にした『荒野の用心棒』や『夕陽のガンマン』など、今なお愛される映画でも活躍し、名を馳せた。

映画界の名監督たちだけでなく、世界中の映画ファンからも愛されたモリコーネ氏の音楽は、この先もきっと多くの映画ファンを魅了するはずだ。

Ennio Morricone – Cinema Paradiso(The Original Soundtrack)(Official Audio)

Sergio Leone Greatest Western Music of All Time(2018 Remastered 𝐇𝐃 Audio)

オスカー受賞経験もある作曲家エンニオ・モリコーネ氏が逝去『ニュー・シネマ・パラダイス』『ヘイトフル・エイト』などアカデミー賞受賞作に参加 film200706_enniomorricone_main
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