1950年代後半から1960年代の初め、フランスではジャン=リュック・ゴダール、フランソワ・トリュフォー、ジャック・リヴェット、クロード・シャブロル、エリック・ロメールら数多くの映画作家たちが今までの映画とはうって変わった新しい足跡を残した。それから半世紀――今またフランスの映画の世界に新しい動きが生まれている。ここ10年で20人以上のもの女性監督が誕生し、今までの“女性監督”の枠を大きく超えた作品を発表しているのだ。

イギリスの「ガーディアン」紙ではこれらの動きを“FRANCE’s FEMALE NEW WAVE”と名づけて紹介し、フランスの権威ある映画雑誌は「カイエ・デュ・シネマ」2012年9月号でも表紙を含め大々的な女性監督特集が組まれているほど。彼女達の作品には初恋、男女のすれ違い、結婚生活の不和、家族とのふれあいといった自分たちにとって身近な題材を繊細な演出で表現したものが多く、それゆえに多くの女性たちから多くの熱烈な支持を受けている。

[twocol_one]

『スカイラブ』©Paolo Woods

[/twocol_one]
[twocol_one_last]

『ベルヴィル・トーキョー』

[/twocol_one_last]

そんな彼女たちの作品が3月30日(土)より渋谷シアター・イメージフォーラムにて限定ロードショー中だ。今回公開されている映画は3作品。監督であるミア・ハンセン=ラブ自身が体験した初恋をモチーフに描かれている『グッバイ・ファーストラブ』、ジュリー・デルビー監督の子供時代を元に大家族の人間模様が描かれている『スカイラブ』、妊娠時期をシングルで体験したエリーズ・ジラール監督の実体験をベースにした『ベルヴィル・トーキョー』の3本。どの作品も監督達自身の体験がもとになっており、特に女性にとって共感できる作品となっている。男性にとっては劇中で描かれる女性を通じ、今まで理解できなかった女性の言動を少しだけわかるようになるかもしれない。

メイン画像『グッバイ・ファーストラブ』

フレンチ・フィーメイル・ニューウェーブ

『グッバイ・ファーストラブ』『スカイラブ』『ベルヴィル・トーキョー』

3月下旬より、渋谷シアター・イメージフォーラムにて3作品同時、限定ロードショー! 後、全国順次公開