日本におけるNetflix作品が、米現地時間2月3日に発表となった第78回ゴールデン・グローブ賞で、映画部門23、テレビ部門20の合計43の最多ノミネートを獲得した。

Netflix作品が第78回ゴールデン・グローブ賞で最多43ノミネートを達成!

映画部門では、デヴィッド・フィンチャー監督ゲイリー・オールドマン主演の『Mank/マンク』が、作品賞、監督賞、男優賞など最多6部門ノミネートを獲得。

本作は、1941年の名作映画『市民ケーン』でアカデミー賞脚本賞を受賞した脚本家“マンク”ことハーマン・J・マンキウィッツを主人公に描く、実話を基にした物語だ。のちの名作が生まれるまでの壮絶な舞台裏を描き出した作品で、各米映画サイトでは「素晴らしい!傑作!」(IrishTimes)など、多方面から絶賛評が続出している。

デヴィッド・フィンチャー監督の父親であるジャック・フィンチャー脚本賞にノミネートされ話題になっており、親子での受賞にも期待がかかっている。

Netflix作品がゴールデン・グローブ賞で最多43ノミネート!『シカゴ7裁判』や『Mank/マンク』など話題作がラインナップ film210204_netflix_gga_1
Netflix映画『Mank/マンク』独占配信中

また、エディ・レッドメインジョセフ・ゴードン=レヴィットら豪華競演の『シカゴ7裁判』が、作品賞、監督賞など5部門ノミネートを獲得。

本作は、反体制に立ち上がったクセ者、シカゴ・セブンの裁判を描く、実話に基づく人間ドラマだ。ノースカロライナ映画批評家協会賞では、サシャ・バロン・コーエンが助演男優賞を受賞し、米・映画レビューサイトRottenTomatoesでは、批評家スコア89%、オーディエンススコア91%の高評価を得るなど注目が集まっている。

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Netflix映画『シカゴ7裁判』独占配信中

来週2月10日(火)より配信開始となるトム・ハンクス主演&ポール・グリーングラス監督『この茫漠たる荒野で』では、アメリカ映画初出演となる新鋭女優、ヘレナ・ゲンゼルが助演女優賞にノミネート。トム・ハンクス演じる退役軍人とともに旅をすることとなる少女を演じており、若き新星による受賞に期待の声が高まっている。

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Netflix映画『この茫漠たる荒野で』2月10日(水)より独占配信開始

他にも、チャドウィック・ボーズマンの遺作となった作品で、ブルースの母と呼ばれた歌手マ・レイニーと、ミュージシャンたちを描く『マ・レイニーのブラックボトム』や、メリル・ストリープニコール・キッドマン&新星俳優陣で贈る極上ミュージカル大作『ザ・プロム』など、多くの作品がノミネートしている。

さらに、テレビ部門では、シーズン1の配信開始以降、世界で1億世帯以上が再生し、多くのファンを獲得しているオリジナルシリーズ『ザ・クラウン』が、作品賞、女優賞など最多ノミネートを獲得。

日本でも人気を博しているリリー・コリンズの主演作『エミリー、パリへ行く』や、全世界でチェスブームを巻き起こしているアニャ・テイラー=ジョイ主演の『クイーンズ・ギャンビット』など、数々のオリジナルシリーズがノミネートを果たしている。

ゴールデン・グローブ賞の受賞の行方はもちろん、アカデミー賞をはじめとする今後の各賞レースを席巻することにも注目が集まるNetflix作品。是非冬のおうち時間にチェックしてみては。

《Netflix作品ノミネート一覧》
【映画部門:合計10作品、23ノミネート】

『Mank/マンク』:6部門
作品賞[ドラマ]、監督賞(デヴィッド・フィンチャー)、男優賞[ドラマ](ゲイリー・オールドマン)、助演女優賞(アマンダ・セイフライド)、脚本賞(ジャック・フィンチャー)、音楽賞(トレント・レズナー&アッティカス・ロス)

『シカゴ7裁判』:5部門
作品賞[ドラマ]、監督賞(アーロン・ソーキン)、助演男優賞(サシャ・バロン・コーエン)、脚本賞(アーロン・ソーキン)、歌曲賞(「Hear My Voice」)

『マ・レイニーのブラックボトム』:2部門
男優賞[ドラマ](チャドウィック・ボーズマン)、女優賞[ドラマ](ヴィオラ・デイヴィス)

『この茫漠たる荒野で』:2部門
助演女優賞(ヘレナ・ゲンゼル)、音楽賞(ジェームズ・ニュートン・ハワード)

『ザ・プロム』:2部門
作品賞[ミュージカル/コメディ]、 男優賞[ミュージカル/コメディ](ジェームズ・コーデン)

『これからの人生』:2部門
外国語映画賞、歌曲賞(「lo Si(Seen)」)

『ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-』:1部門
助演女優賞(グレン・クローズ)

『私というパズル』:1部門
女優賞[ドラマ](ヴァネッサ・カービー)

『ミッドナイト・スカイ』:1部門
音楽賞(アレクサンドル・デスプラ)

『フェイフェイと月の冒険』:1部門
アニメーション作品賞

【テレビ部門:合計7作品、20ノミネート】
『ザ・クラウン』:6部門
作品賞[ドラマ]、男優賞[ドラマ](ジョシュ・オコナー)、女優賞[ドラマ](オリヴィア・コールマン)、女優賞[ドラマ](エマ・コリン)、助演女優賞(ジリアン・アンダーソン)、助演女優賞(ヘレナ・ボナム=カーター)

『オザークへようこそ』:4部門
作品賞[ドラマ]、男優賞[ドラマ](ジェイソン・ベイトマン)、女優賞[ドラマ](ローラ・リニー)、助演女優賞(ジュリア・ガーナー)

『ラチェッド』:3部門
作品賞[ドラマ]、女優賞[ドラマ](サラ・ポールソン)、助演女優賞(シンシア・ニクソン)

『エミリー、パリへ行く』:2部門
作品賞[ミュージカル/コメディ]、 女優賞[ミュージカル/コメディ](リリー・コリンズ)

『クイーンズ・ギャンビット』:2部門
作品賞[ミニシリーズ/TV映画]、女優賞[ミニシリーズ/TV映画](アニャ・テイラー=ジョイ)

『アンオーソドックス』:2部門
作品賞[ミニシリーズ/TV映画]、女優賞[ミニシリーズ/TV映画](シラ・ハース)

『ハリウッド』:1部門
助演男優賞(ジム・パーソンズ)

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