フィア・コッポラ監督最新作『THE BLING RING』(原題)が、<第66回カンヌ国際映画祭>の『ある視点部門』のオープニング作品として上映され、スタンディングオベーションを持って受け入れられた。

『ロスト・イン・トランスレーション』で、アカデミー賞脚本賞を受賞したコッポラ監督が、雑誌『Vanity Fair』で紹介された実際の事件をベースに自ら脚本も手掛けた本作は、ハリウッドスターに憧れ、セレブの豪邸に侵入し窃盗を繰り返すティーンエイジャーたちの物語。LAの街を舞台に監督独自の世界観で10代の若者たちが犯罪行為に手を染めていくさまが描かれ、事件の被害者の一人であるパリス・ヒルトンの邸宅など20カ所におよぶロケ地や、出演者たちのスタイリッシュなファッションにも注目が集まっている。

主演は、『ハリー・ポッター』シリーズのエマ・ワトソン。優等生のハーマイオニーから一転、窃盗団のメンバーという悪女役にファンの間では早くも話題が沸騰中。今年12月に渋谷シネクイントほかで全国順次公開予定となっているので、公開まで随時更新されていく新着情報に目を離すことなかれ。

映画『THE BLING RING』(原題)

2013年12月渋谷シネクイントほかで全国順次公開予定

監督・脚本:ソフィア・コッポラ
出演:エマ・ワトソン、レスリー・マン、タイッサ・ファーミガ、クレア・ジュリアン、イズラエル・ブルサール、ケイティ・チャン
配給:アークエンタテインメント、東北新社