名優アンソニー・ホプキンスの役者人生の集大成として、アカデミー賞有力候補となっている傑作『The Father』。この度、『ファーザー』の邦題で、TOHOシネマズシャンテほかにて5月より日本公開されることが決定した。

アンソニー・ホプキンス主演映画『ファーザー』の日本公開が決定!

本作『ファーザー』は、世界30カ国以上で上演された傑作舞台を映画化。先日83歳の誕生日を迎えた名優アンソニー・ホプキンスが、自身と同名、同年齢、同誕生日の認知症の父親を演じ、本年度アカデミー賞主演男優賞が有力視されている今年最高の感動作だ。

監督が当て書きしたというこの役で本人が「自分の父をそのまま演じた」と語るその演技は、2020年のサンダンス映画祭で初お披露目されるや、「圧倒的実力で早くも2021年の賞レースに躍り出た。彼を凌駕する俳優はいないだろう」(THE GUARDIAN)「彼の代表作の1つとして歴史に残るだろう」(THE HOLLYWOOD REPORTER)と、各方面から喝采を浴びた。有名批評サイト『ロッテントマト』では 100%の満足度を記録するほどの評価を得ている。

本作では、年齢と共に誰もが経験する喪失親子の愛を、記憶や時間が混迷していく父の視点で描いている。迷宮に足を踏み入れていくような戸惑いと、愛する家族が自身を忘れてしまう切なさ、人間味から滲み出るユーモアなど、様々な感情を重層的に呼び起こしながら、最後には観客を思わぬ感動の境地へと連れていく。誰にとっても他人事ではない、老いることへの不安や、関係性が変わっても逃れることのできない親子の愛情を是非劇場で体感して欲しい。

また、この物語を手がけたのは、ロンドンのタイムズ紙が「現代において最も心躍る劇作家」であると謳う、フランス人のフロリアン・ゼレール。今回の映画化にあたってゼレール自身が長編初監督作としてメガホンをとり、アカデミー賞受賞歴を持つ脚本家クリストファー・ハンプトンが共同脚本を務めた。すでにボストン映画批評家協会賞フロリダ映画批評家協会賞でアンソニー・ホプキンスが主演男優賞を受賞しているほか、4つの受賞、41のノミネートを果たしている。名優による圧倒的な演技と、これまでにない映画体験で、今年最も心揺さぶられる感動作になること間違いなしの傑作『ファーザー』。公開までの続報もお楽しみに!

ホプキンスは偉大。彼の長年のキャリアの中でも最高の演技。
大傑作だし、オスカーを取るべきだ。

COLLIDER

驚異的で、胸が張り裂けるような作品。(ホプキンスは)冷酷で不思議なその人物像を、オスカーに値する表現力で堂々と演じ切る。

THE GUARDIAN

アンソニー・ホプキンスがオスカー級の演技で魅せる!老いの喪失と親子の愛を描いた感動作『ファーザー』が日本公開決定 film21113_farther_japan_

INFORMATION

ファーザー

5月、TOHO シネマズ シャンテ他 全国ロードショー
監督:フロリアン・ゼレール(長編監督一作目)
脚本:クリストファー・ハンプトン(『危険な関係』アカデミー賞脚色賞受賞)
フロリアン・ゼレール
原作:フロリアン・ゼレール(『Le Père』)
出演:アンソニー・ホプキンス(羊たちの沈黙』アカデミー賞主演男優賞受賞)
オリヴィア・コールマン(『女王陛下のお気に入り』アカデミー賞主演女優賞受賞)
マーク・ゲイティス(「SHERLOCK/シャーロック」シリーズ)
イモージェン・プーツ(『グリーン・ルーム』)
ルーファス・シーウェル(『ジュディ 虹の彼方に』)
オリヴィア・ウィリアムズ(『シックス・センス』)
2020/イギリス・フランス/英語/97分/カラー/スコープ/5.1ch/原題:THE FATHER/字幕翻訳:松浦美奈/配給:ショウゲート
コピーライト:© NEW ZEALAND TRUST CORPORATION AS TRUSTEE FOR ELAROF CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION
TRADEMARK FATHER LIMITED F COMME FILM CINÉ-@ ORANGE STUDIO 2020

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