デヴィッド・ボウイが逝去してから約1年となる、2017年1月14日(土)より新宿K’s cinema他にて『ジギー・スターダスト』の公開が決定した。

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本作は、1972年にリリースし世界に衝撃を与えたアルバム『ジギー・スターダスト』と『アラジン・セイン』を引っ提げ、ワールドツアーの締め括りとして1973年7月3日にロンドンのハマースミス・オデオンで行った最終コンサートのドキュメンタリー。「今夜のステージは特別だ。ツアーの締め括りであると同時に、僕らにとって最後のステージだから」アンコール曲“ロックン・ロールの自殺者”を歌い始める前、ボウイはそう宣言して自らが決定的なアイコンとなったグラム・ロックを葬った。宇宙から来た架空のロックスターそして救世主、ジギー・スターダストの意味深い神話物語の全曲訳詞の字幕を入れたかたちで初めて公開となる。

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日本では1999年3月に劇場公開されて以来18年ぶりの劇場公開。寺尾次郎氏の新訳とともに、ポスタービジュアルと予告編も一新されたので、是非チェックしてみよう。

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映画「ジギ-・スターダスト」予告編

ジギー・スターダスト

2017年1月14日(土)より新宿K’s cinemaほか全国順次公開!

撮影:ジム・デズモンド、マイク・デイヴィス、ニック・ドーブ、ランディ・フランケン、D.A.ペネベイカー
編集:ロリー・ホワイトヘッド
衣装:フレディ・バレッティ、山本寛斎
メイク:ピエール・ラロシュ
1973 年/イギリス/90分
© Jones/Tintoretto Entertainment Co.,LLC
提供:オンリー・ハーツ、アダンソニア 配給:オンリー・ハーツ

変わるんだ 変化するんだ 大人になっても変化しろ
2016年1月10日、稀代のロッカー、デヴィッド・ボウイは予言的な最後のアルバム『★』を残して逝ってしまった。さかのぼること43年前、1972年2月から73年7月にかけて、「5年後に滅びようとする地球の救世主ジギー・スターダスト」という物語を引っ提げ、25歳のボウイは、クィーン・エリザベスII世号に乗船しイギリス、アメリカ、日本を巡る1年半の長期ツアーを決行した。そして73年7月3日、ロンドンのハマースミス・オデオン劇場での最終公演を行い、華やかで妖しいグラム・ロックの寵児ボウイは、コンサートの最後で、突然自らグラム・ロックを葬り去るのだった。監督は、ハンディカメラと同時録音によるドキュメンタリーの第一人者で、すでにボブ・ディランやジョン・レノンを撮影し、ゴダールとも仕事をしていた、D.A.ペネベイカー(2012年アカデミー名誉賞受賞)。衣装は、71年に日本人として初めてロンドンでコレクションを行った27歳の山本寛斎。ジギーの物語と言葉の意味が伝わりやすいように、初めて全曲に新訳で歌詞字幕を挿入。字数制限のある中、ボウイの意図を簡潔に表現した翻訳は、元ミュージシャンでもある寺尾次郎。

【曲目】
君の意志のままに、屈折する星くず、あの男を注意しろ、フリークランドから来たワイルドな瞳の少年、すべての若き野郎ども、ユー・プリティ・シングス、チェンジス、スぺイス・オディティ、私の死、気のふれた男優、時間、円軌道の幅、夜をぶっとばせ、サフラジェット・シティ、ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート、ロックン・ロールの自殺者

【ミュージシャン】
デヴィッド・ボウイ(ヴォーカル/ギター)、ミック・ロンソン(ギター/ヴォーカル)、トレヴァー・ボーダー(ベース)、ウッディー・ウッドマンジー(ドラムス)
監督:D.A.ペネベイカー

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