そして、世界で初めて披露された“Cone of Shame”で幕を開けた翌日のショウは、いよいよ本来の力がフルで発揮された文句なしのパフォーマンス。パットンも絶好調の様子で、MCに「スゴイネ!」「ハイドーモ!」「オーエド、オンセン、モノガタリ」といった日本語をまじえてオーディエンスを盛り上げながら、いっそう凄まじい歌声を聞かせてくれた。もともと各メンバーのキャラクターが独自に強烈すぎて時にどこかちぐはぐな印象さえもたらし、そこがまた魅力的だという特殊なバンドだったが、現在のフェイス・ノー・モアは、そうした異様な個性はそのままで不思議な一体感を持つレベルにまで到達していることが伝わってくる。そして2夜目のアンコールでは、パットンと親交のあるヒカシューの巻上公一さんが飛び入りで登場するスペシャルな場面も実現、見応え・聴き応え満点の圧倒的な内容となった。

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さて、2日目のライヴ前には、最新アルバムのプロデューサーも務め、近年はバンドのスポークスマン的な役割も担っているベーシストのビリーにインタビューすることができたので、以下にその全容をお届けしよう。

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