【インタビュー】FEELFLIP スカパンクをベースに多様な音楽性が交錯する“スカオティック”とは？

——1月29日からは全国ツアー＜Sing a Shadow TOUR 2017＞が始まりますね。残念ながら、このツアーでドラマーのTOSHIさんが脱退されるとか。

TOMOYA　そうなんです。長く一緒にやってきたし、いいドラマーなんで残念ですが……。

——どんなツアーになりそうですか？

TOMOYA　来る人を楽しませたいというのがあります。その為に物販も今までに無かったアイテムも含め、これまで以上に充実させているし。ライブもですが、それ以外でも楽しめることを色々と用意してます。

IKKE　僕ら、ツアーというと二けたが当たり前なんですけど、今回のツアーは8本しか演らないんです。あえて本数を絞ったというか。それに加え、各会場のキャパも狭い場所ばかりにして。要はお客さんとキチンと向き合って、いいライブをしたいんです。今回のライブDVDを観て、“実際のライブを観たい！！”、“FEELFLIPのライブに行きたい！！”と思ってくれた方に、あの映像の何倍も良いライブを体験してもらいたくて。そもそも僕らが10代の頃は、狭いライブハウスでサウナ状態の中、観ていたわけで。そういった環境でいま一度、今回はやりたかったんです。

TOMOYA　そうそう。今回は身近な距離で熱量や歌を伝える、そんなツアーにしたくて。大きい会場や広いステージだと照明や各種効果もあって必要以上に良く見えたりしちゃうじゃないですか。それよりはあえてネイキッドでありのままの自分たちを観てもらいたいんです。

IKKE　あえて狭い空間で一緒にライブを共有したいですね。“自分たちの出自や本質はここなんだ！！”という部分も是非感じて欲しい。

TOMOYA　あと、ツアーのサポートに、エナジードリンクにアルコールが入っている、かなりヤンチャなドリンク「SPASA」もついて下さって。これは凄いですよ。ただでさえサークルの際は回るので、これを飲んでより回らないように気をつけて下さい（笑）。

——かなりエナジーがお互い放出されそうなライブ光景が浮かびます。

TOMOYA　ライブでもドリンクでもテンションを上げますから（笑）。初見の人も含め、たぶんこれまで以上に愉しめるライブになること必至なので、是非みなさん遊びに来て下さい。あと、TOSHI君も最後だし。彼はこれまでFEELFLIPの屋台骨を支えてくれていたところもあったんで、是非「お疲れ様」を各所で言いに来て欲しいです。

——最後に、これからのFEELFLIPを訊かせて下さい。

TOMOYA　TOSHIが抜けての寂しさや、もう一度、新たなメンバーとグルーヴを組み直していかなくちゃいけない大変さはありますが、もう一度、自分のケツを叩くことが出来るチャンスかなと。それから、近々ライブレコーディング盤を出したいというのがあります。

——ほう。

TOMOYA　それを以て、“ライブバンドなんだぜ、俺らは！！”というのを、また今一度アピールしていきたくて。なので、そのライブレコーディングに映える曲たちを作りつつ、それの実現に向け、また走り出す予定です。

IKKE　これからもSkhaoticを浸透させるよう頑張っていきます。今後、自分たちも生まれ変わり、成長していくと思うので、新生FEELFLIPも楽しみにしていて下さい。