クノ×プログレッシブ×トランスと幅広い音楽性を背景に、毎回ハイクオリティな空間が楽しめるageHa×Motherシリーズ。ジャンルの異なる音楽をクロスオーバーさせるストーリー展開が話題を呼び、日本のクラブシーンに新たな流れを巻き起こすスペシャルコラボレーションパーティ。待望の2014年第1弾は、〈PRYDA FRIENDS〉レーベルパーティーの開催が決定した!! 今回Qeticでは、同パーティーの開催を記念して「〈PRYDA FRIENDS〉って何?」という所から今回来日するアーティストの解説、更にはスペシャル・インタビューまで掲載する。

祝・初上陸!! 〈PRYDA FREINDS〉って何?

〈PRYDA FRIENDS〉は、スウェーデン人アーティストEric Prydz(エリック・プライズ)により、その名の通り「才能ある彼(Eric Prydz)のフレンズ」の楽曲をリリースするために2006年に設立されたレコードレーベル。このレーベルは、Eric Prydzが設立した3つ目のレーベルだが、他の2レーベルは、本人自身の楽曲のリリースを目的としている。〈Pryda Recordings〉は、本名であるEric Prydz名義で作られたプログレッシブハウスを。〈Mouseville Records〉は、Cirez Dという別名義の少し暗めのテクノミュージックのためのものである。

ERIC PRYDZ – “Every Day”

〈PRYDA FREINDS〉の代表格=Jeremy OlanderとFehrplay
が日本初上陸を果たす!

〈Pryda Friends〉からの初リリースは、Eric PrydzとAxwellによるコラボレーション“AxEr”名義によるものであった。そしてHenrik B、Paolo Mojo、Sébastien Léger、Felix Da Housecatなどのシングルリリースが続いたが、そのなかで同郷スウェーデンのアーティストJeremy Olanderが、はじめて〈Pryda Friends〉からのマルチリリースを成し遂げた。『Evade』、『Fairfax』と立て続けにEPでの成功、またシングル曲“Let Me Feel”が、レーベル内でトップヒットになったことにより、世界のトップダンスミュージックアーティストの仲間入りを果たすこととなった。

また、新しく〈Pryda Friends〉が契約をしたFehrplayは、ダークなハウス曲、“I Can’t Stop It” 、“Nightride”や、テッキーな最新楽曲“Monte” 、“Talk to Me” など、今までレーベルとしては異例の5タイトルもの楽曲をリリースし、話題を呼んだ。2013年8月、初の〈Pryda Friends〉のツアーがJeremy Olander とFehrplayの2人によりアメリカのロサンゼルス、マイアミ、オーランド、シカゴ、サンフランシスコ行われ、「DJ Mag」からは、“The Summer’s Most Anticipated North American Tour”(アメリカで、この夏、最も期待されるツアーイベント)と賞された。そして、プログレッシブハウスシーン屈指のレーベルがJeremy OlanderとFehrplayと共についに日本初上陸を果たす。そんな2人をここではご紹介。

Profile:JEREMY OLANDER(ジェレミー・オーランダー)

ハウスミュージックのトップアーティスト達が集うスイスで頂点に上り詰め、Prydaに属する事となったJEREMY OLANDER。エルビス・プレスリー、マイケル・ジャクソン、そしてイーストコーストのヒップホップシーンなど、幅広いジャンルの音楽から影響を受けた彼は、そのユニークな音楽キャリアを順調に歩み始めることとなる。彼はクロージングナンバーとして今までの自身のメロディックな楽曲以外にスピーディーかつ感情的な楽曲の必要性を見出し、テクノを制作するようになり、Adam Beyerのレーベル、〈Drumcode imprint〉からリリースを重ね、プログレッシブハウスとテクノという2つの異なるジャンルで世界のクラブシーンを席巻させる事となる。<Creamfields>や<South West Four>などの超大型フェスへの出演と<Pryda Friends North America Tour>の成功により、ヨーロッパだけでなくアメリカでも賞賛を受けるようになり、〈Pryda Friends〉との絆も確固たるものになった。そして2014年、これまで以上に大規模なショーや〈Drumcode〉からの長編EPリリースといった新たなチャレンジは、さらなる彼の活躍を約束しているように思える。

Profile:FEHRPLAY(フェールプレイ)

Eric Prydz、Billboardチャート、そしてニューヨークの街に共通するものは何か……。それは皆ノルウェー出身のFehrplayの才能に深い敬意を示しているという事だろう。マンチェスターのアンダーグラウンドミュージック・シーンに魅了された学生の彼は、退学をしてUKクラブシーンでの活動を始め、“Meow”を制作したことで、知名度を上げていくこととなる。そして彼の名を知らしめる事となった最も重要なターニングポイントは間違いなく〈Pryda Friends〉に加入したことだろう。〈Pryda Friends〉の一員になった彼はそれまでの功績にさらに勢いをつけ、プログレッシブハウスシーンでの地位を確固たるものにしていく。 “Incognito”、“I can’t stop”、“Phantom”、“Monte”といった作品は、現代人のハートを打ちのめすような最高にメロディックでグルーヴィーなものである。ディープなハウスミュージックからテクノに渡る無限のレパートリーは、なおリスナーの感性を刺激し続けている。プログレッシブハウス・シーンの頂点に上り詰めたと思われる彼の勢いはまだまだ減速することなく、そのサウンド自体に新たな定義をもたらすであろう。

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