20日(月)、8年にも及ぶ物語がフィナーレを迎えた米製作会社HBO製作のドラマシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』。世界中が注目したその最終回でも最も印象的と言っても過言ではないシーンを演じたデナーリス・ターガリエン役のエミリア・クラークが、そのシーンについて意外なリファレンスがあったことを明かしている。

ここからはネタバレの可能性もあるので、注意して読んでいただきたい。

Game of Thrones | Season 8 | Official Trailer(HBO)

あのスピーチはナチス・ヒトラーを参考にした?

そのシーンとは、デナーリスがレッドキープ城で大勢の兵士を前にスピーチするシーン。彼女が鬼気迫る表情で叫ぶ姿が心に残る場面だが、このシーンについてエミリア・クラークはインタビューでナチス総統のアドルフ・ヒトラーなど数多くの英語圏以外の指揮者によるスピーチを参考にした、と語っている。

「存在しない偽物の言語でスピーチをするために、変だと思うだろうけど、(英語以外の)違った言語で話す力強いリーダーや独裁者のたくさんのビデオを見たの。言葉を理解できなくても、何を言っているのかわかるような」と説明している。

また「しかもヒトラーの言っていることは(言語がわからくても)理解できるの! だから私は「自分が話している一言一言を信じることができれば、視聴者は字幕を見すぎなくてもいいじゃないか」って考えたの」と、どんな部分が参考になったのかを解説している。

その成果あってか、見るもの全てを釘付けにするような圧倒的な演技を見せてくれたエミリア。これからが期待の若手女優だけに、今後の彼女の活動からも目が離せない。

Game of Thrones | Season 8 Episode 6 | Preview(HBO)