「じぇじぇじぇ」、「今でしょ!」、「お・も・て・な・し」、「倍返し」と今年の流行語大賞が先日発表されましたが、ここQeticでも数々の印象的な言葉が産み落とされました。
そして、2013年最後となるこの記事では、今年アップされた様々な方々のインタビューの記事を元に、印象的な言葉=名言をまとめてみました。2013年、あの人は何を思ったのかーーどうぞご覧下さい!
【名言集】2013年、あの人は何を思ったのかーQeticのインタビューを総括!
※それぞれの名前からインタビュー記事にジャンプできます。
邦楽アーティスト編
photo by Hideyuki Seta
コミュニケーションの中で自分の意識が変わっていけば、
お客さんやリスナーの意識も変わっていく。化学反応なんですよね。
自殺者が3万人切って本当に良かったという話がありますけど、逆に言えば今まで毎年3万人出るような国だったということですよね。それって心の弱い人達を間違っているとか否定して切り捨ててきた罪だと思うんです。その中で辞めていった人も20代前半で散々見てたし、そういうマイノリティが切り捨てられていくのは耐えられない。僕達が正しいと思っている音楽だって世の中から見たらゴミみたいな音楽かもしれないけど、せめて記録は残していきたいという思いもあって〈アルケミーレコード〉を作った経緯もありますし。
女子大生に「人間椅子、毎日聴いてます!」とか言われて
「君、若いのに珍しいね。他にどういうの聴いてるの?」って聞いたら
「筋肉少女帯です」って(笑)。
photo by 横山マサト
まだまだ世の中には自分の音楽を知らん人が沢山いるからね。
この作品をきっかけに俺の今の音楽やこれまでの音楽を
聴いてもらえたら嬉しいんだけど。
ー浅井健一
日本ってどこかに所属することが前提になってるからこんなに苦しいんだと思うんですよ。実際、バンドをやめていった友だちも沢山いるし。でも、自分たちでまわしていくことで音楽だけで食えないけど、損はしないよっていうやり方も絶対あると思っていて、実際、今、それをやってる。もちろん、やめる云々は自由。 少なくともいい音楽が、生活がまわらないって理由だけで閉じていっちゃうのだけが寂しい、それだけなんですよね。
音楽ってマイノリティだからこそ輝くみたいなところもありますよね。
—古川本舗
photo by Ken Suzuki
僕のやるべき仕事は、その時に自分の知っている言葉で詩を作って
あたらしい意味を見い出すことで今の僕が居る雰囲気を表すことだなと思って。
—前野健太
震災以降は「何のために」というより、「これだけは嫌だ」っていう違和感に向けて鳴らしている気がします、違和感と言ってもテレビレベルですが。「あの芸人、おもろないのになんで人気あんねん!」とかそのレベル。そのレベルの理想で良いと思うんです。ハイレベルの論争は結局、知識があり口のうまい人気者が勝つので。僕らの音楽はそういうガサっと流れる大多数に対して、「もっとおもろい芸人がおるよ!」みたいな。だからやっぱり主義じゃないんですね。差し水みたいな。
「ここだ!!」って思うと、気づけば演っちゃってる(曲を)。
セットリストでは思いつかなかったけど、
「ここでこの曲を入れなくちゃ!!」って浮かぶ時があるんで。
それに従っているだけ(笑)。
photo by 横山マサト
J-POPでも作らない限り、クラスメイトに自分の音楽が「いいよ」
なんて言われることは永遠にないわけですよ。
だから自分の音楽を世に出すためには、最初に東京に投げて、
それがある程度受けないと、神戸のタワレコに下りてくることもないんです。
夢なんて大げさな風に考えたことはないけど、
今後もその時代時代で自分の好きなものを出していくってだけですね。
本当にそれだけです。