21世紀を代表するバンド、アニマル・コレクティブ(Animal Collectiveが初の映画音楽作品を担当することに。2月16日(火)に公開される、マーニー・エレン・ハーツラーが脚本・製作・監督を務めた長編映画『Crestone』のスコアを担当し、そのサウンドトラック2月19日(金)にデジタル・リリースされることが明らかとなった。

Animal Collectiveが初の映画音楽作品を担当&サントラがリリース

バンドにとって初となる映画音楽制作を敢行したアニマル・コレクティブだが、過去には、コーラル・モフォロジック(Coral Morphologic)とのコラボレーションによるオーディオビジュアル・アルバム『Tangerine Reef』(2018年)、アーティストのダニー・ペレス(Danny Perez)とのコラボレーションによるグッゲンハイム美術館でのインスタレーションの音楽として『Transverse Temporal Gyrus』(2012年)、同じくダニー・ペレスとのコラボレーションによるビジュアル・アルバム『ODDSAC』(2010年)をリリースしたことも。新たな表現となる今作をぜひチェックしてほしい。

映画『Crestone』はコロラド州クレストンの砂漠を舞台に、8日間にわたって孤独な環境でマリファナを育てながら音楽を作るSoundCloudラッパーたちを追った内容となっている。彼らの旧友が映画を作るためにやってくると、現実と虚構が曖昧になり始める…というストーリーだ。また今回、ジオロジストディーキンのコメントが到着。アニマル・コレクティブの映画音楽とともに、本作にも注目してほしい。

2000年代初頭にソノラン砂漠に住んでいたことは、ものすごく自分に影響してるよ。特に、ニューヨークに何年も住んでいた後の僕にはね。それ以来、その経験を反映したサウンドのアイデアは漠然と持っていたけど、それを実現するためのプロジェクトがなかったんだ。だけど、『Crestone』の中の音、物語、構造によってついにそれを実現できたんだ。マーニー、彼女のクルー、Dead God、そしていつものように、このプロジェクトに取り組むインスピレーションと機会を与えてくれた兄のジョシュに感謝している。

– Brian “Geologist” Weitz

マーニーとは2015年にニューオーリンズに短い間住んでいた時に知り合って、すぐに友達になった。彼女が『Crestone』のスコアの話を持ちかけてきたときはすごく嬉しかったよ。この1年ほど前からデュオとしていくつかの作品を共同制作していたから、ブライアンにこのプロジェクトでチームを組むようにお願いするのは本当に自然な流れだった。何年も前から映画のスコアをやってみたかったし、そのプロセスを探るには理想的な初めてのプロジェクトだったね。僕にとって、このプロジェクトのためのアイデアを出す最初の段階は、あるシーンを引っ張り出してきて、ピアノの前に座って、僕が解釈したイメージに合わせて即興で演奏することだった。この最初のプロセスの大半は録音されて、最終的な構成に使用されているよ。イメージ、キャラクター、編集、実際の音を楽譜のように使って演奏するこのプロセスは、本当に自由で新しいインスピレーションを与えてくれた。

– Josh “Deakin” Dibb

Crestone | Official Red Band Trailer

RELEASE INFORMATION

CRESTONE (ORIGINAL SCORE)

マリファナを育てながら音楽を作るラッパーたちを追った長編映画『Crestone』でAnimal Collectiveが初の映画スコアを担当!サントラもデジタルリリース決定 music210118_animalcollective-02
2021年2月19日(金)
ANIMAL COLLECTIVE
Domino

tracklisting:
01. Dome Yard
02. Eye in the Sky
03. Boxing & Breathing
04. Scavengers
05. Wake Up Ryan
06. Benz’s Dream
07. Sloppy’s Dream
08. Sand That Moves
09. Over the Sangre de Christo
10. EBS
11. Sad Boy Sleeping
12. Ramshack
13. Smoke & Broken Mirror
14. Zapata Falls
15. Oh California
16. Cotton Candy Sky(Dead God Theme)