バンドを続けていくと、野心が芽生えてくる。アルバムをリリースしたい、自主企画をやりたい、ワンマンライブをやりたい。その一つひとつが大きな円を描き始めると、もっと幅広い人たちに自分たちの音楽を知ってもらうためにはどうすればいいのかを突き詰めるようになる。その一つの選択肢がメジャーデビューだ。
今回メジャーデビューを果たすCzecho No Republic(チェコ・ノー・リパブリック)は5人組のロックバンド。フルアルバム『NEVERLAND』は、彼らが影響を受けてきたUSインディロックのテイストをベースにしながらも、その上にカラフルな音色やキャッチーなメロディライン、男女の異なるニュアンスのコーラスなどが幾層にも重なった、ポップかつファンタジックな楽曲がラインナップされている。會田茂一、いしわたり淳治、片寄明人、といった敏腕プロデューサー陣を迎え、新曲だけでなく、インディーズ時代の既存曲を再録。まさにこれから羽ばたこうとする彼らにとっての名刺代わりの一枚に仕上がっている。Czecho No Republicを知るための入門書的な意味合いを成すだろう。
Czecho No Republic “ネバーランド”
QeticではCzecho No Republic節目のタイミングに合わせて、『NEVERLAND』にまつわるメンバー全員参加によるインタビューを敢行。彼らにとってメジャーデビューがどのような意義を持つのか。新たな音楽の旅に出る直前の心境を語ってもらった。
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