ロンドンを拠点に活動し、ジャズ、エレクトロニカ、テクノ、ハウスといったあらゆる音楽を自在に操るミュージック・マエストロ、フローティング・ポインツ(Floating Points)。先日、今年の<FUJI ROCK FESTIVAL ’20>にライブセットで初出演することが決まり、大きな話題を呼んだ彼が、各媒体の2019年の年間ベストチャートにも選出された最新作『Crush』より“Bias”を本日8日(水)シングルリリースした。

Floating Pointsらしいミックスも公開中

シングルにはMayfield Depot MixExtended Mixの2つのバージョンが収録されており、12インチ・シングルは後日発売となる。

不穏なメロディの中に徐々に流し込まれるビートがフロアを完全に掌握する“Bias”は彼がライブをする中で形態を変え、刺激的な即興演奏をベースにしたバージョンとして「Mayfield Depot Mix」が誕生した。このミックスは、Warehouse Projectシリーズの一環として2019年末に行われたパフォーマンスに由来し、オーディエンスの歓声が入った、まるで箱の中のエネルギーが感じられるようなライブ録音がベースとなっている。「Extended Mix」はアルバムバージョンの“Bias”を拡張したもので、新たなレイヤーが加えられ、原曲に深みを与えている。

また、彼は最新ミックス『Dialogue Between Dreamers Pt. One』を公開中。ロックダウン中に何度も何度も繰り返し聴いてきたレコードに思いを馳せて作られたこのミックスは、ソウル、ジャズ、カントリーを網羅しており、スティーヴ・キューン(Steve Kuhn)スーザン・ピルスベリー(Susan Pillsbury)ファミリー・サークル(Family Circle)など、レアな楽曲が多数収録されている。

Floating Pointsの最新アルバム『Crush』より“Bias”がシングルリリース|SoundCloudではロックダウン中のミックスも公開中 music200408_floatingpoints_1

数年前、友人のオーティスが「a time for peace」というミックステープを出した。このミックステープはメロディアスでヴォーカルの入ったミックスで、その中で初めて知ったお気に入りの曲が何個もあった。このミックスにトラックリストはなかったんだけど、何年かかけてそのお気に入りの曲が入ったレコードをお店で偶然見つけることがあって、やっとレコードに針を落とすことができたという喜びに満ち溢れた瞬間があったんだ。この一週間は、いつも聴くレコードを振り返る機会を与えてくれた。もしかしたら誰かがこの中から何か新しいもの夢中になって、僕がしたような、針を落とす幸せな瞬間が訪れるかもしれないと願っているんだ。何らかの形で僕をレコードに導いてくれた全ての人に感謝している。

Floating Points

Floating Points – ‘Bias(Mayfield Depot Mix)’ (Official Audio)

RELEASE INFORMATION

BIAS

Floating Pointsの最新アルバム『Crush』より“Bias”がシングルリリース|SoundCloudではロックダウン中のミックスも公開中 music200408_floatingpoints_3

2020.04.08(水)
FLOATING POINTS
label:NINJA TUNE
Apple Music

Spotify

Crush

Floating Pointsの最新アルバム『Crush』より“Bias”がシングルリリース|SoundCloudではロックダウン中のミックスも公開中 music200408_floatingpoints_2

2019.10.18(金)
限定特殊パッケージ盤CD BRC-615LTD:¥2,400(+tax)
国内通常盤CD BRC-615:¥2,400(+tax)
FLOATING POINTS
label:NINJA TUNE / BEAT RECORDS
[国内盤仕様] ボーナストラック追加収録/高音質UHQCD/解説書封入

詳細はこちら

Amazon LTD盤

Amazon 通常盤

Apple Music

Spotify