<FUJI ROCK FESTIVAL’15>
2015.07.24(FRI)
DRENGE@RED MARQUEE

最高にクールな兄弟がレッド・マーキーを白熱のロックで包む!

遂にラブレス兄弟を生で観られると興奮していたのは私だけだろうか。昨年の突然の来日中止もあり、今回の公演への期待値を高くしていた人は多いはず。ひと暴れしたい気持ちに聴衆を駆り立てる彼らの音は最上級。最初は控えめだった観客も“Backwaters”で完全にヒートアップ。誰もが反抗期に抱いた感情そのものが曲名である“We Can Do What We Want”では、白熱する会場の空気に圧されてこのフレーズを一緒に雄叫ぶ人が多かった。ドラムのロリーによる「いち、に、さん、し、うぉー」という謎の合図も熱狂の要因であることは否めない。個人的には“The Snake”が並外れたラブソングであり、「I love you」という歌詞を真剣な眼差しで歌い上げるオーウェンから生々しい人間味を感じ、身悶えた。デビューアルバム『Drenge』と、英音楽雑誌NMEにて10点中9点を獲得した2ndアルバム『Undertow』との両方からバランス良く曲を選び取り、中盤にはアップテンポでじっとしてはいられない曲を集め、終盤2曲はバラードで締めるというセットリストにも、1ファンとしては感謝の気持ちしかない。

Setlist

01.Running Wild
02.Side By Side
03.Gun Creazy
04.Nothing
05.The Snake
06.We Can Do What We Want
07.I Wanna Break Your In half
08.Bloodsports
09.Standing In The Cold
10.Undertow
11.Never Awake
12.Fuckabout
13.Let’s Pretend

※実際に演奏した曲とセットリストは多少異なります。

謎の日本語連発!爆発的なドレンジの魅力 #fujirock D3_0596

謎の日本語連発!爆発的なドレンジの魅力 #fujirock D3_0535

RELEASE INFORMATION

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text by Qetic・Ayako Nakanome
photo by Yasuyuki Kasagi