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【ライブレポ】Go Chic、NYLON10周年記念イベントに緊急出演！

Music ｜ 2014.02.07 Fri

2014.02.01（SAT）@VISION
Go Chic

＜フジロック・フェスティバル＞や＜サマーソニック＞への出演を果たし、現在ヨーロッパ、アメリカなど世界規模での活動の場を広げている台湾出身のガールズ3ピース・エレクトロ・ロックバンド“Go Chic（ゴー・シック）”。そんなゴー・シックが2月１日（土）に渋谷VISION にて開催されたファッション誌「NYLON JAPAN」の10周年アニバーサリーイベント＜NYLON JAPAN 10th Anniversary Countdown PREMIUM Party“NEW YEAR BUSH!”＞へゲスト出演するために緊急来日。その貴重なライブレポをお届けするとともに、圧倒的なパワフルさとファッション性を持ち合わせた今の時代を写し出したかのような彼女たちに迫る。

エレクトロ・パンクの女帝“PEACHES”が惚れ込み、自らプロデューサーに名乗り出たという注目のニューアルバム『We Ain’t Home（ウィー・エイント・ホーム）』を12月にリリースしたばかりで話題のゴー・シックは、英語のみの歌詞をエレクトロサウンドに乗せて、ラウド、パンク、ディスコなど様々な要素をロックに落とし込んだパンチあるダンストラックが特徴的。

今回の「NYLON JAPAN」イベントでは、モバイルセットでのライブだったが、完成度の高さに驚かされた。特に、ブルーのグラデーションカラーのヘアーと力強い眼差しが印象的なボーカルのAriel（アリエル）の存在感だ。その華奢な身体からは想像も出来ないとてつもなくパワフルなパフォーマンスでオープニングからオーディエンスを挑発しまくる。ステージ中を飛び跳ね、息切れひとつせず、身体の奥から出し尽くす完璧なまでのボイスに圧倒されっぱなしだった。ギター＆シンセサイザーを担当するSonia（ソニア）とベース＆マシンを担当するSarah（セラ）が生み出すサウンドも見逃せない。クールビューティーなビジュアルとは裏腹に激しいビートと気持ち良いダンストラックに思わず身体が勝手に踊り出した。

メンバーそれぞれの個性を活かしたファッションも気になるところ。スリムながらきちんと鍛えられた美しい身体に似合うBLKのレギンスパンツにシースルートップスのアリエル、笑顔がチャーミングなソニアはカットオフしたスウェットとグラデーションメッシュのロングヘアーにとてもマッチングしている。そして、チェーン柄のオーバーサイズブルゾンに赤いベレー帽の80’sスタイルのセラ。現代ファッションの象徴的であるヒップスター要素を取り入れながら、自分たちが似合うものを熟知したオシャレ上級者ならではのスタイルがとてもクールだ。

この日のオーディエンスもエッジの効いた国内外の注目ブランドをフィーチャーしたファッション誌のパーティーとあって感度の高い男女ばかり。最新のストリートファッションに身を包んだ男性ファンが大きな歓声を上げながら踊る姿がとても印象的だった。テレビよりこういったリアルで身近に感じられる等身大の存在から今何がクールなのかを知る時代がきている。そして、そこから新たなカウンターカルチャーが生まれていく。

そんな彼女たちは、ニューアルバムを引っ提げて、2月12日（水）から東京、名古屋、大阪の全国3カ所を回るJAPANツアーを控えている。Charisma.com、NEKO PUNCH、FOUR GET ME A NOTS、Mop of Headと今勢いのあるアーティスト陣をゲストに迎えている事も話題の本ツアー。是非この機会に足を運び、リアルなクールとは何かを感じ取って欲しい。

（text by Kana Miyazawa）

Setlist
1. intro
2. Lights Out
3. Game of Love（New Song）
4. City Slickers’ Night Pressure
5. Jungle Worrier
6. Party On（New Song）
7. Killin’ the breeze
8. Swag（New Song）
9. Waiting for