スペースシャワーネットワークが手掛ける有料課金型ライブ配信サービス「LIVEWIRE」にて7月12日(日)に配信された、Yogee New Wavesによる、「剥き出し」をテーマに生では感じる事の出来ない距離感で、最大限にライブの熱が伝わるカメラワークや演出を交えたライブ映像作品<Yogee New Waves Presents -Naked->が、7月18日(土)まで見逃し配信中だ。

LIVEWIREにて配信されたYogee New Wavesのライブ映像が見逃し配信中 レポートも到着

本ライブ配信では、4人編成の緊張感あるセッション角舘健悟弾き語り、サポートメンバーに松井泉(パーカッション)、高野勲(キーボード)を迎えた6人編成でのライブと、3部構成に及ぶ凝縮したパフォーマンスが披露された。角舘による弾き語りでは、日本のあの名曲をカバーするなど、今回だからこそ見られる貴重な演出演奏を随所で楽しむことができる。

開催を予定していた<Dreamin’ Night Tour 2020>の中止発表もあり、ファンにとっても待ちわびた久々のライブは、まさに彼らが「剥き出し」に音楽を楽しむ素晴らしい演奏グルーヴを見ることができる。さらに、本ライブ配信のレポートも到着しているので、映像と一緒に楽しもう!

<Yogee New Waves Presents -Naked->ライブレポート

ライブは3部構成。1部はメンバー角舘健悟(Gt.Vo)、竹村郁哉(Gt)、上野恒星(Ba)、粕谷哲司(Dr)の4人が向かい合ったバンドセッションだ。カメラはしゃがんだ角舘の足元を映し出す。立ち上がりリズムを取り出すと、カメラは切り替わり、楽器が並べられたフロアでメンバー各々が自身のポジションに向かっていく。緊張感が漂う中、ライブの幕開けを飾ったのは爽やかなギターサウンドが印象的な“Understand”。楽曲はDメロの《Wind on Wind Holly Night》というパートの繰り返しから、大サビにかけて一気に開けていく。

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角舘を捉えたカメラは彼のにこやかな笑顔を逃さない。上野によるベースのビートが小気味良い“Megumi no Amen”では、粕谷も目を閉じ気持ちよさそうにドラムを叩く。ライブの熱がだんだんと高まっていくのが映像からも伝わる瞬間だ。角舘の吐息のような歌い方も、ディレイのかかった浮遊感のあるバンドサウンドも、配信ライブではヘッドフォンからもっともっと近いほうで楽しむことができる。

Wanna be crazy》というフレーズが頭から離れない“Summer”から、バンドセッションへ。配信のコメント欄では、メンバーの粕谷自らが「ここからセッションタームです」とファンに投げかけていた。“Understand”でも光る角舘のギターリフは、まるで歌っているかのようだ。1部のラストに鳴らされたのはライブチューン“Ride on Wave”。オーディエンスのシンガロングが恒例のこの曲では「ライドオンウェーブ!」というコメントが多数書き込まれ、ファンも新たなライブの楽しみ方を発見しているようだった。

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2部は角舘の弾き語り。セッションを続けるバンドのサウンドがだんだんと遠ざかっていき、角舘はライブハウスの外にある階段の踊り場へと腰掛ける。街の喧騒の中、立てかけられたアコースティックギター。MacBookに繋がれたヘッドフォンを角舘が装着すると、配信に流れてくるのはスペーシーな打ち込みサウンド。その音に合わせて、角舘は“to the moon”を弾き語りで披露する。続く、美空ひばりのカバー“愛燦燦”、夜の街に溶け込む“Climax Night”と通常のライブでは味わえない近さと視点、極上のサウンドがロマンチックな空気を醸し出していた。

角舘がヘッドフォンを外すと再び街のざわめきが流れ始め、場面は階段から再びライブハウスの屋内へ。扉を開けると、セッションを続けるバンドメンバー。ここから、サポートメンバーに松井泉(Pe)、高野勲(Ke)を迎えた6人編成での3部がスタートする。パーカッションを加えたバンドのグルーブを象徴する“Summer of Love”から、シームレスに“White Lily Light”へ。初披露となるこの楽曲は、ライブ当日の12日(日)に配信がスタートしたばかりの、アコースティックを軸にした柔らかな風が吹き抜けるような新曲だ。

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角舘の突き抜ける力強い歌声が配信でも存在感を放った“CAN YOU FEEL IT”。「あと2曲で終わりです。また、どこかで会いましょう。さようなら」というMCの後に、角舘は「咲き誇る日々に。“Bluemin’ Days”!」と高らかに叫ぶ。高野によるピアノの旋律、角舘と竹村のギターセッション、祈りにも似たメッセージが画面越しからも情熱とともに届けられた。

ラストを飾るのはバンドの代表曲の一つ“Like Sixteen Candles”。曲中では、汗だくの角舘が《この曲は君の曲になるんだろう》とカメラに向かって指を指す。激しいバンドセッションの末、歪んだギターの音色を残して、カメラは誰もいないライブフロアから天井を映す。角舘の自信たっぷりの「OKでしょう!」という声にて配信ライブは幕を閉じた。

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TEXT 渡辺彰浩

INFORMATION

Yogee New Waves Presents -Naked-

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2020.07.12(日) 16:30 OPEN / 17:00 START
<見逃し配信>2020.07.18(土)23:59まで
<チケット販売期間>2020.07.18(土)21:00まで
<チケット>¥2,500
<チケットの購入>livewire.jp

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