ュージシャンとなり大きなステージを夢見る、Qeticのキャラクター・アイツ。

歌声は初々しいバンドのヴォーカルのような青臭さはあるものの、頭にMopをつけたマイク・パフォーマンスはどうやら上手になって来た様子。

【連載】モップオブヘッドに学ぶ曲作りの裏側【最終回】 music130424_mopofhead_aitsu2 <ラララ マサラ♪ カレー クウ!

おや? アイツはカレーライスの歌を新しく作ったようです! どうやら曲作りの過程をカレーライスに例えているうちに曲が浮かんできたみたいですね。

さて、Mop of Headの最新作『Breaking Out Basis』収録曲、“C”の音源を参考に、アイツと一緒に楽曲制作の過程を学ぶこの連載は、この回でいよいよクライマックス! 今回は制作の最終段階である⑦マスタリング、⑧パッケージをお届けします。

また、今回は「特別総まとめ編」。今まで楽曲制作の過程をより理解するためにアイツがカレーライスで例えてコメントしていましたが、自称マルチアーティストのアイツは今回イラストも書いちゃいました! “C”音源+カレーライスの例え+イラストを見て曲作りの過程を振り返りつつ、ステップ⑦、ステップ⑧を学びましょう!

楽曲制作をカレーライスの作り方に例えてミタ(連載プレイパック!)

ステップ①デモ:「デモ ハ リョウリ ダト 具材 収集」

[twocol_one]“C” デモ音源

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[twocol_one_last] 【連載】モップオブヘッドに学ぶ曲作りの裏側【最終回】 music0424_mopofhead-recipe_1-e1366793742551-310x207[/twocol_one_last]

ステップ②プリプロダクション:「プリプロ ハ 料理 ダト レシピ 考エル」

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プリプロダクション音源

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ステップ③ DAW:「DAW ハ 料理 ダト レシピ 清書 & 決定」

[twocol_one]“C” DAW

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ステップ④ベーシック:「ベーシック ハ 料理 ダト 全部 イレル」

[twocol_one]“C” ベーシック

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[twocol_one_last] 【連載】モップオブヘッドに学ぶ曲作りの裏側【最終回】 music0424_mopofhead-recipe_4-e1366793641326-310x207[/twocol_one_last]

ステップ⑤ダビング:「ダビング カレー ダト グツグツ」

[twocol_one]“C”ダビング

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ステップ⑥ミキシング:「ミキシング カレー ダト ビチョーセイ」

[twocol_one]“C”ミキシング音源

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[twocol_one_last] 【連載】モップオブヘッドに学ぶ曲作りの裏側【最終回】 music0424_mopofhead-recipe_6-e1366793691380-310x207[/twocol_one_last]

ステップ⑦ マスタリング、ステップ⑧パッケージ

さて、最終回ではマスタリング、パッケージについてご教授。マスタリングとは、具体的な音質・音圧の調整を行い、iTunesやCDなど世の中に大量にリリースされる元となる「原盤」をつくること。また、パッケージはその名の通り、原盤を量産して包装、CDショップに並んでいる状態のものにすること。では、最終的に皆様の耳に届く形となった“C”の音源を聞いてみましょう!

“C”マスタリング音源

もっとわかりやすくシリタイ!!! そんなあなたはアイツ流例えをチェック!
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「マスタリング カレー ダト ラスト チェック」
=「インド風カレー」や「欧風カレー」など目的の味にするために味見、見た目も美味しそうかチェックすること。

【連載】モップオブヘッドに学ぶ曲作りの裏側【最終回】 music0424_mopofhead-recipe_7-e1366793715929-310x207

「ミキシング カレー ダト モリツケ」
=カレーライスを盛り付ける!

Mop of Headメンバーが語る! “C”制作の裏側!!

制作過程には何かしらのエピソードがあるハズ・・・ということで聞いてみました! 今回制作過程を追っている“C”についてMop Of Headメンバーから証言を入手!

【連載】モップオブヘッドに学ぶ曲作りの裏側【最終回】 music130424_mopofhead_aitsu2 Q. 実際に今回改めて“C”をリライトした行程について詳しく教えて!

A. たしか、“C”はスタジオで原型は完成していて…。その後菊池がわかりやすくデジタル版のデモを作ってくれた…ような気がします。なので、誰かのiPhoneに…スタジオ盤があるかもしれません。記憶が曖昧ですが…そんなような気がします(笑)。“C”の当時の曲へのイメージですが今もMopのスタイルと変わりませんがかっこよいリフがあれば、かっこよい曲は作れる。といった感じです。

[George(Machine)]

A. ほとんど骨組みはリハーサルで出来ていたので、構成がかっちりしていなかったところや、全体的な音像含めてこんな感じにできたらなぁという個人的な気持ちを入れた程度で自宅にてPC上で再構築した次第でございます。作っているときは、今ちょうど“ハーレムシェイク”で爆発中のBaauer聴いてて、Trapをチョコチョコ掘り始めていた頃だったので808使って作った感じです。

[Takuma Kikuchi(Guitar)]

A. (前回の質問に対する発言から続きで)そういった印象を持った“C”を今回再録するに辺り、僕個人的には「新曲」にあたるので他の楽曲と変わらないスタンスで挑みました。でもファーストインパクトで感じた”破壊力抜群感”はとてもうまく表現できたし、過去のCに対してのリスペクトを忘れずに録音できたと、思ってます。

[Satoshi Yamashita(Drums and Percussion)]

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Who Is Mop of Head?

新人でありながら、<FUJI ROCK FESTIVAL’11>前夜祭や、<COUNTDOWN JAPAN11/12>といった大型フェスに出演し、観客を興奮の渦に巻き込んだダンス・ロック・バンド。「人間が限界の状況で奏でるループが生み出す歪み、そこから生まれる快感」を追求すべく、同期系機材やループを一切使用しない・・・そんな徹底したスタイルを貫き通すことで生み出されるダンサンブルで聴き込むほど味の出る完成度の高い楽曲が注目を集めている。2ndアルバム『Breaking Out Basis』は5月8日(水)にリリース予定。

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画像:ゆんフリー写真素材集