年間の優れたMVを表彰する音楽アワード<MTV VMAJ 2015>の各部門の受賞作品とアーティストが、11月9日(月)に発表されました!

14回目を迎える今年は、一般投票により受賞者が決定する主要10部門(MVが対象)および特別部門(アーティストが対象)と、MTVジャパンが選出する主要7部門(アーティストが対象)で構成され、投票は10月2日(木)から11月7日(土)23時59分までの期間「VMAJ.JP」で受け付けていました。実は何度でも投票できることが一部ユーザーの間で判明し、「Qeticでも投票を効率化!」を試みていたため、効率化して投票に注力する人も出てきたとかいないとか……!?

さて、そんな約1か月にわたる投票レースの結果、「最優秀男性/女性アーティスト賞」をはじめとした各部門の受賞作品が決定。また、MTV選出による、今年優れた功績を残し、音楽シーンを盛り上げたアーティストに贈られる最優秀アーティストも決定しました!

動画をいつどこでも、簡単に手元で楽しめるこのご時世、MVの世界観からそのアーティストを好きになる人も多いですよね? 今回の受賞者や受賞作品のMVの中にも、公開当時、話題になったものが多く見受けられます。

もう今年も残り僅か。今回のウィナーの中でも、2015年のおさらいを兼ねて改めてQetic編集部がおすすめするMVをご紹介!

最優秀邦楽男性アーティストビデオ賞/Best Male Video -Japan-

星野 源 “SUN”(関和亮)

最優秀邦楽男性アーティストビデオ賞にノミネートされていたのは、AK-69の“The Throne”、AKLOの“RGTO feat. SALU, H.TEFLON & Kダブシャイン”、平井堅の“ソレデモシタイ”、星野源の“SUN”、MIYAVIの“The Others”の5作品。その中から、星野源の“SUN”がほかの作品を抑えて受賞しました。

2015年は8月12日(水)、13日(木)に武道館でのワンマンライブ<ひとりエッジin武道館>に、<ROCK IN JAPAN>と<フジロック・フェスティバル2015>への出演を果たしました。さらには、〈アミューズ〉へ移籍し、メジャー街道を激走中の星野源。12月2日(水)にリリ—スされる4thアルバム『YELLOW DANCER』も、首を長くして待っているファンは多いハズ!

最優秀洋楽グループビデオ賞/Best Group Video -International-

OK GO “I Won’t Let You Down”(Kazuaki Seki and Damian Kulash, Jr.)

シカゴ出身のインディー・バンド、オーケー・ゴー。この“I Won’t Let You Down”のMVは「日本づくし」で話題になりました。まずは冒頭部分。あのPerfumeがAD役として登場! メンバーも「オネガイシマ〜ス」と声を合わせて挨拶しています。そして彼らが乗っているのは、ホンダの1人乗り用の電気二輪車。ロケも日本で行われていますし、そもそもこのMVの監督はPerfumeの作品も手掛けている関和亮さんです。

2015年2月には東京と大阪で単独公演のために来日も果たしているオーケー・ゴー。日本のファンにとっては嬉しい受賞となりました。

最優秀洋楽新人アーティストビデオ賞/Best New Artist Video -International-

YEARS & YEARS “King”(Nadia)

FKAツイッグスの“Two Weeks”にジェームズ・ベイの“Hold Back the River”や、ジェス・グリンの“Hold My Hand”、ロイヤル・ブラッドの“Figure It Out”などの強敵を抑えてウィナーのザに輝いたのが、イヤーズ・アンド・イヤーズの“King”! 今年7月にリリースされたデビュー・アルバム『コミュニオン』に収録されているこの“King”。メンバー3人に纏わり付き、動きを操るダンサー達。思わず見入ってしまうこのMVの受賞も納得です! 

パリのエレクトロ・レーベル〈Kitsuné〉からリリースしたEP『テイク・シェルター』が爆発的な人気を博し、一躍メインストリームに躍り出た2014年。イギリスのBBCが発表する、その年の注目すべき新人アーティストのリスト「Sound Of 2015」で堂々の1位に輝いたうえに、世界中のフェスへの出演を次々にこなした2015年。イヤーズ・アンド・イヤーズがこれからどのように成長していくのか、楽しみでなりません。

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