3月13日(火)に行われる下北沢の新しいサーキットイベント<NEW LINK!>。このイベントには現役大学生バンドから、名前も知られていないNEW FACE、インディーズ界で話題の実力バンドが出演をする。下北沢のライブハウス・BASEMENTBAR/CLUB 251/Daisy Bar/mona records/近松から、それぞれの若手ブッカーが集まり企てたこのイベントは、サーキットでは考えられない破格の2000円で、5つのライブハウスが往来でき、全28バンドを観ることができる。

下北沢の風雲児になるであろう、5人のブッカーは下北沢で何を感じ、音楽シーンをどう捉えているのだろうか。また今のライブハウスに何が起こっているのだろうか?

バンドブームの再来を感じさせ、下北沢に新たな風を吹かす<NEW LINK!>の若手ブッカーたちに、ライブハウス側から見た下北沢の音楽シーンから、イベント開催に至るまでを、インディーズバンドへの溢れる想いと共に訊いてみた。

【インタビュー】音楽シーンを変える?!下北沢のブッカー5人が2000円でサーキットイベントを行うワケ music180224_newlink_001-1200x800

ーーまず初めに下北沢のライブハウス事情からお伺いしたいのですが、最近はライブハウスにどんな方が遊びに来てますか?

有馬(CLUB251):かなり客層は違う感じはしますね。日によっても違うし、箱によっても違うのかな。

はじめちゃん(mona records):CLUB251(以下、251)は若い子多そう。

有馬:逆に全然いない、若い子はあんまり来ない。

金子(Daisy Bar):まあ出てる人たちも、世代が上の人が多いからね。

有馬:でもそれだとDaisyBar(以下、デイジー)とか多いよね。若いバンド。

はじめちゃん:でも下北沢に普段から来てる人とか、下北沢で遊んでる人が多いよね。

かたしょ(BASEMENTBAR):BASEMENTBAR(以下、ベースメント)は日による。年配の人だらけの日とかもあるし、若い人だらけの日もあるし。

ーー企画によって、みたいな。

かたしょ:そうだね。

有馬:近松はどうなんですか?近松それこそ最近オープンしたばかりじゃないですか。

梅澤:うちは去年の6月にオープンしたばかりなので、下北沢によく遊びに来てる人以外のお客さんも来てるのかな?と思います。だからあんまりかぶってない感じはするかな。

有馬:割とバラバラかもしれないね。

金子:メジャーなバンドだったら、女子高生や中学生、高校生ぐらいのお客さんも結構くるなって感じはあるけど。インディーズバンドとかだとなかなか……。

有馬:でも、インディーズバンド好きな人は下北沢に多い気はする。

ーーなるほど。最近、下北沢に若手バンドが増えたように感じているんですが、もともと多いですか?

はじめちゃん:いや、増えてると思う。俺が単純に若手プッシュしてるっていうっていうのはあるけど。

金子:この5人がここ2、3年でブッキングマネージャーを始めたっていうのもあるかも……。

有馬:下北沢はもともと若い奴らが遊んで、ライブもやって、夜まで飲んで、みたいな文化はもともとあって。それに対して今の若い世代が反応し始めてるんじゃないかな。渋谷とかとは違って、遊びやすい街だと思うし、危なくないし。

かたしょ:昨日渋谷でDJしたけどめっちゃ怖かったわ。

一同:(笑)。

はじめちゃん:始めたばかりなのに、いきなりうまいとか、いきなりセンスいいとかめっちゃあるよね、最近のバンドは。なんか、分かってやってるバンドが多いような気がする。

ーーSuchmosが急に売れ始めたりとか、バンドも流動的ですよね。

かたしょ: CHAIが売れるとかね。

金子:やっぱり早いよね。ライブハウスだけじゃなくて、その業界の人とか、めちゃくちゃ早いから。ライブを始めて2、3ヶ月くらいでもうレーベル決まってます、みたいなのも全然あるからね。そういう業界の人たちの出入りもすごく多くなってるって最近感じてるし。

梅澤:確かにレーベルは多い気がするね。

有馬: My Hair is Badが売れたのは影響が大きいよね。「ライブハウスでガツガツやってるバンドがめっちゃ売れた!」っていう印象があるから。「インディーズバンドで、しかも個人レーベルでもやれるんだ!」みたいな夢はできた気がする。

CHAI『N.E.O.』Official Music Video

My Hair is Bad – 復讐

ーーでは、それぞれのライブハウスの特徴を教えてもらいたいです。

はじめちゃん:mona records(以下、モナ)は、この中でも一番色物っていうか。地上3階にあって、もともと大きな音を出すようなバンドはそんなに出てなかったようなところ。アコースティックっぽい雰囲気に寄ってるけど、最近の下北沢のシーンに合わせてちょっと、音響面や防音面とかがしっかりしてきて、大きい音も出せるようになってる。雰囲気が他の箱とちょっと違うから、モナだからこそやりたい、あの雰囲気だからこそ、みたいな出演者が結構多いかな。ライブハウスって一人でいくの怖いとか、緊張するとか肩に力が入るみたいな感じが少ない場所ではある。

有馬:見た目かわいいしね。

はじめちゃん:うん。女の子ウケはいい。あと下に「音楽食堂」っていうカフェがあって、そこにCDショップもあるから、出演者が自主制作してるCDや通販もやってて。で、本社が流通会社だから、全国流通まで見れる。ライブ出演から全国流通までできるっていうのは大きな特徴かも。

ーー251はどうですか?

有馬:251は今年で25周年なんですよ。で、キャパも今回のサーキットイベントの中では一番大きいんです。昔はミクスチャーやハードコアだったりとか、激しいのが流行ってたみたいなんですけど、徐々に変わっていって。お客さんから「雰囲気かわったね!」や「めっちゃ怖い人たちが昔はいたんだよ!」って言われていて、怖い箱っていうイメージがあるみたいです。今は割となんでも、オールジャンルでやってます。下北にずっといる、それこそレジェンド的な人や若いバンドも使ってくれているので、年齢層はかなり広いなと思います。

ーー逆に、最近オープンしたばかりの近松はどうですか?

梅澤:うちは去年の5月27日、<SOUND CRUISING>からオープンして、音楽のジャンル的には多分オールジャンルやってます。あとうちの箱は音楽メインではあるんですけど、劇団をやったり、映画をやったり、カルチャーを発信したりする場所として使ってもらってます。

有馬:お笑いもね!

梅澤:そう!月に2、3本はお笑いイベントもやってるんで。音楽メインだけど、下北沢という街を発信する場所として使ってもらえたらなって思ってます。あとうちの強みは、会社としていろんなサーキットフェスのお手伝いもしているので、派生イベントやグッズ製作もしています。バンドをプッシュできる箱として、根付いていけたらなという形でやってますね。

ーーデイジーバー同じ建物にラグーナも併設をしていますがいかがですか?

金子:デイジーのここ最近での一番強みというか、特徴は「売れるバンドに直結してる箱」っていうところだと思います。自分も意識してイベントを組んでるので。まずは箱のイベントでバンドを育てて、力をつけて、ある程度いけばバンドは勝手に育っていく。常にバンドに対してアンテナを張ってますね。

はじめちゃん:昔は結構、ガレージ系のバンドが出てるイメージが強かった。

金子:それこそ251とちょっと近いイメージあるよね。昔はそういう音楽シーンの流れがあったからだけど、少し前はそういうバンドは力があって。最近はロックバンドが出てこないなって、寂しいところはある。

有馬:それ多分251も同じこと思ってる。

はじめちゃん:最近の若い子はちょっとナヨナヨしているというか。人は優しいし、全然いい人たちだけど、なんか昔のバンドって根拠のない自信がすごいあって。それってやっぱり大事かなっていう。最近のバンドは頭使って曲を作ったり、ライブをやってる感じがある。

有馬:デイジーはブッキングが面白いイメージめっちゃある。

金子:まぁ俺のおかげ(笑)。

ーー何が面白いって感じてるんですか?

かたしょ:「この組見合わせでそこ呼んじゃうんだ!」みたいなのが結構あったりして。

梅澤:金子は個人で「このメンツをブッキングできるのはすごいな」って思うことをやってる印象が強い。

金子:ラグーナは基本、店長がブッキングをしているんですけど、弾き語りイベントが多くて、たまにDJだけのイベントや、飲み会みたいなイベントもしています。最近だと女性シンガーソングライターのシーンが力強くて、お客さんは正直に言ってバンドよりも入る。でも40代、50代もっと上の人たちがワンマンで弾き語りをやることもあって、かなり幅は広いです。

ーーベースメントもイベントの幅は広いですか?

かたしょ:50代の人が主催で、十何年も続いているイベントもありますね。今年はモーモールルギャバンも定期的にイベント打ってくれてたりとか。去年の周年では若い人と年長者の絡みがあって、遊びにきてくれる人たちの繋がりがすごく増えたなと思う。色んな人たちが集まってくれる場所ではあるなぁ。

モーモールルギャバン “ガラスの三十代” (Official Music Video)

ーー距離感が近いんですね。

かたしょ:お客さんもそうだけど、バンドも他の箱でライブが終わった後に飲みに来てくれたりとか割とある。

金子:それこそライブハウスに遊びに行くっていう感覚。

梅澤:交流もあるし、情報交換もある。

ーー今回、5人が集まったきっかけもそう言った交流からですか?

かたしょ:発端はモナとベースメントを行き来できるようなイベントをやりたいね、という話しからです。そこから膨らんでいって、サーキットイベントが出来たら面白いんじゃないかということになり……。同世代くらいのブッカーで、仲がいい奴で、近い距離感で人を集めたらこの5人になりました。

有馬:誘われた時、めちゃめちゃ嬉しかった。こんだけ下北沢にライブハウスが密集してて、各ライブハウスが自分たちの箱で推しているバンドがいて、店でブッキングを組んでバンド頑張らせたいって思ってるんですよ。だとしたら、その推しバンドを全部集めて「みんなでイベントをやったらいいじゃん!」って心の奥底でずっと考えてたから。下北沢という町は何でこんなにみんな別の動きをしようとするんだろう。

ーーみんな、一緒に何かやりたいって思ってたんですね。

金子:ちゃんとプッシュしてあげたいしね。下北沢はライブハウスが多すぎて、それが悪い方向にいってる雰囲気もあるし、それを逆手にとって色んなライブハウスが近くにあるんだからもっと上手く使えないかと。

梅澤:下北沢の箱の人間たちが主催っていうのが、今回のイベントで一番面白いところかなって思ってます。現場で仕事をしている人たちが見てきた下北沢の文化を発信できるっていうのはすごく面白い。

ーーなんで3月13日、平日の夜にサーキットイベントを開催しようと思ったんですか?

かたしょ:平日だけど春休みだから学生が休みっていうのと、平日のブッキングを意識しつつやりたかったから。

有馬:土日でライブをやるようなアーティストの層ではなくて、土日も平日もバイトをしながら、それでもバンドをやりたくてがむしゃらにやってるみたいな、そういう頑張ってる若手を推していきたいっていうのもある。だから、平日開催はそういう意味でもちょうどいいのかな。

梅澤:現実問題、サーキットイベントでもチケット代は高くはしたくない。今回も2000円なんですけど、普段のライブと同じくらいなんですよ。平日開催でオープンとスタートも夜タイムの17時半スタートになってて、普段のライブと変わらないんですけど、6会場行けるっていうところで今回のイベントは凄く面白くできていると思います。自分たちも若いから、若いシーンで下北沢を盛り上げていきたい。各ライブハウス、有名なアーティストをバッと呼んで、それなりのビッグネームのサーキットはもちろん出来ると思うんですよ。でも敢えてそこは自分たちが推してる「まだ売れてないけど、こいつらかっこいいいから!」っていうのを推していきたいし、お客さんの発見になってほしいです。

——目当てのバンドを観にいったけど他のバンドも観て、それがかっこよかったり。

梅澤:そう。それこそ<NEW LINK!>な訳で。新しい繋がりですよ。

——ライブハウスが繋がることによって、新しい繋がりが出来たらいいですね。

金子:出演者同士も、お客さん同士でも。

かたしょ:箱と箱と、俺らもそうだしね。

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【インタビュー】音楽シーンを変える?!下北沢のブッカー5人が2000円でサーキットイベントを行うワケ music180224_newlink_03-1200x800

——ブッキングやタイムテーブルについてはどうですか?

有馬:出演しているバンドは実際ライブハウスで観て惚れたバンドが出ているんです。それぞれのブッカーがライブを観て良いと思ったから、そのバンドを推していきたいと思うんですよ。だから推しているバンドを集めた<NEW LINK!>っていうイベントでやっていきたい。出演バンドの中で、それぞれが知らないバンドとかもいるんですが、そこもまた面白いんじゃないかなって思います。

金子:その面白さっていうか、俺らが思ってるこの組み合わせの面白さが観にきてくれてる人にもしっかりと伝わるようにやっていきたいですね。

——知らないバンドが自分の箱でライブをするのは新鮮ですね。

かたしょ:結構意識して組んでるよね。

梅澤:むしろいつもやってないところでライブをして欲しい。

有馬:そこも繋がって欲しいよね、“NEW LINK”なので。

——どのバンドも推しているバンドだと思いますが、中でも特にイチオシのバンドを教えてもらいたいです。

かたしょ:俺はNo Buses。沢山イベントに出てもらってるし、一緒にやっていきたいなって思ってる部分もあるし、メキメキかっこよくなってるから。

No Buses – Girl (Demo)

金子:若いバンドの特徴として、成長のスピードが速い。

かたしょ:去年たくさん出てもらったけど、出てもらい始めた頃と全然違う。別のバンドみたいにかっこよくなった。

梅澤:5年やってるバンドの5年目から6年目の変化より、はじめて1年目のバンドが2年目に行くまでの変化って全然違う。

かたしょ:甘やかしたくはないですけどね、かっこいいとか言っちゃったけど。

有馬:グイグイきてる若手バンドを応援したい気持ちもあるし、ケツを叩きたいという意味もあるよね。

はじめちゃん:モナだとLucie,tooが推しです。モナのイベントに出演してもらったんですけど、それがLucie,tooの東京での初ライブなんです。1年前なんですけど、今すごいグイグイきてます。 

かたしょ:YouTubeは30万回再生に近い……。

金子:もう行ったんじゃない? 本当にここ1年で話題になったし、本人たちの力もついたし。演奏力の面でも。それでこのサーキットというか、このイベントに出てもらうことは本人たち的も意味があると思うし、このイベントとしても大きいなって思います。

Lucie,Too – Lucky (Official Music Video)

——宇宙団は?

金子:宇宙団は僕です。リリースのタイミングとかも色々あるし、去年が共同企画を2回やって。ガールズバンドで女性としての魅力もありつつ、やってる音楽がロックだったり、歌謡っぽかったり。

かたしょ:バンドとして新しいことをどんどんやっていこうっていう意欲があるよね。リリースに関しても、東京カランコロンのいちろーさんプロデュースみたいな形でやってて。

宇宙団「ヘルプ!」(Music Video)

——では近松はどうでしょう?

梅澤:うちは第一弾では、ブッキングやる前からずっとライブを見ていた、Bakyun the everydayです。このバンドを超えるのはもちろんいるけど、Bakyun the everydayを初めて観た時の衝撃を超えるバンドっていないなと思っていて。このバンドに新しいシーンを作ってもらいたい個人的な思いもあります。面白いことを確実にやってるバンドなので、推していきたいですね。

Bakyun the everyday / TOKYO!!! (Live 2017/9/29)

——では最後、251のイチオシは?

有馬:安頭っていうバンドなんですけど、今回僕が担当した中でも一番下北沢っていう場所でずっと活動をしているバンドなんです。やっぱり現場発信で、現場で頑張ってるバンドを応援したいところから安頭というバンドをチョイスしました。

安頭 妖怪になりたい。(RO69JACK 2016 for COUNTDOWN JAPAN 入賞選考 ライブ映像)

——<NEW LINK!>が終わった後はどんな繋がりや行動が起きて欲しいですか?

かたしょ:「観たことなかったバンド観れた! かっこよかった! また行こう!」って、お客さんが思えれば良いですよね。

梅澤:みんなが平日のイベントとかにも遊びにきてくれるっていう流れになるのが理想かな。

かたしょ:俺らが仲良くっていうか、一緒にやってる部分や下北沢の距離感をもっとポジティブに捉えてもらえたら良いなと。

金子:箱のそれぞれのブッキングを全部見て周れるイメージだから、普段に行ったことがないライブハウスの雰囲気を見れるし、そこでどういうバンドが出てるのかとか、そういうことも知ってもらいたいかな。

——普段はお金の問題とかで、あんまり数多く行けないですしね。

有馬:あくまでも普段のブッキングの延長線上にあるという。下北沢を盛り上げたいですね。自分たちができることで下北沢を盛り上げて、“下北沢ヤバイ”なって周りに思ってもらえたら嬉しいです。で、いつかは渋谷や新宿の大きい会場で。何千人ていうところでも同じようなイベントができたらなと思います。

かたしょ:足の引っ張り合いとかじゃなくて、みんなで盛り上げるようなことがしたいよね。音楽の現場をみんなでちゃんと盛り上げられるようなことを。

梅澤:良い意味での内輪感を出していきたいですね。

有馬:っていう風に、若い世代が思ってるのが浸透していけば良いなと思ってます。

金子:あとライブハウスでライブを観ることが楽しいっていうのを知って欲しい。ライブハウスに来たことない人も、来て欲しいから。平日で2000円でいろんなライブハウスを観れるという機会はなかなか無いからし、今まで下北沢に来たことがあっても、下北沢のライブハウスでライブを観る習慣がない人にも、今回のイベントでそういうのを知って欲しいなと。

——はじめちゃんはどうですか?

はじめちゃん:僕はある意味危機感があって、ライブハウスっていう場所に。なかなかライブハウスに映画観に行くとか飯食いに行くとか、気軽に行く習慣はなかなかないし、そういう意味じゃライブハウスの需要は増やしていかなくちゃいけないなと。ライブハウスが毎日普通にイベント組むだけじゃ、幅は広がらないし、需要が減っていくだろうなっていうのは思ってたから。今回のイベントがライブハウスの需要を増やすきっかけになればなと思います。

——サーキットイベントを通して、自分たちは何か得られそうですか?

有馬:俺もう得てる! 友達ができてもう得てる!

金子:お互いのライブハウス事情とかを知れたよね。

かたしょ:単純にみんな知らないバンドも観れたりするしね。

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ーー今後のインディーズのこういたシーンを広げていく為には、ライブハウスの力が必要不可欠だと改めて思いました。今後どんな風に音楽に関わっていきたいですか?

はじめちゃん:新しいバンドを発掘していきたいし、新しいことを始めようとしている人たちと近い距離で色々作っていきたいかな。今あることを伸ばしていくことも大事だけど、どんどん新しいものが発信されていくのに関わっていきたい。

金子:まあ、みんなそうなんだろうけど、自分のいいと思ったバンドやバンドだけじゃなくて自分がいいなと思ったものを評価させたい。それこそバンド始めたての人とかなかなか知識とか経験がなかったりするから、そういうのは教えていけたらなって思うし。マネージメントとか、単純にCDを作ったりする工程だったりとか、そういうのを色々調べていったら難しいことが沢山あるから、ライブハウスの人間ももっと勉強していかないといけないと思う。そういう人脈がライブハウスにあったら、もっと直結してバンド自体も動きやすくなるんだろうなって。ライブハウスはイベントを組むだけじゃ今後ダメだなってなるから、そういう所はもっと幅を広げてやっていきたいと思ってます。

有馬:僕は、そうですね。一番考えていないかも(笑)。

一同:なんだよ(笑)!

有馬:業界で”大人”って言われている人が好きじゃなくて。バンドより偉そうにしてる人が沢山いて、そういう人たちがバンドの今後をいろいろ決めているっていうのがあんまりよろしくないと思っています。なんかそれがつまらないと思うんですよね。

はじめちゃん:つまらなくしているしね。

有馬:止まっている感じが一番つまらないなって思って。それが一番変えなきゃいけない部分だと思うし、ライブハウスが夢のある場所になればライブハウスでバンドやって、めっちゃお客さんが入って、めっちゃお金もらえて、めっちゃうまい飯食えるみたいな。そういうルートを現場から発信できればいいし、もっとバンドが自由に音楽で楽しんでいけたらなって思います。今後そういった成長をしていきたいですね、今までの感じではなく、それができたら凄いみんな幸せになるなって。

金子:上が偉そうにしているのは、まだまだ下の力がないからっていうのがあるから、急いでお俺たちも力つけなきゃ。

有馬:さっき金子君が言ってたけどライブハウスの人間ももっと勉強が必要だし、バンドももっと勉強が必要だし、うまいこと音楽で飯食うためにみんなが一丸となってやれるのが結構目標だったりしますね。飯食いたいし、家買いたいし、犬飼いたいし。バンドマンがお金ないってイ一メージやめたいいですね! 「バンドマン=お金ない」、「小汚い」っていうイメージが一新されたらいい。「バンドマンになったらお金もらえんじゃね?」みたいな。”バンドやったらベッキー”みたいな。そういう夢ある感じにしたいですよね、本当に。

梅澤:シーンを作るってやっぱり1人の力じゃできないし、こうやってブッキングが集まって、パーソンの垣根を越えて集まることも1つのシーンを作ることだと思う。だから、もうシーンを作っている最中っていう事なのかな。仲の良い人たちだけでやってもいいのかもしれないけど、新しい流れが入ってくる事によって、また前の方に進んでいくと思うので、まずは下北沢のみんなの力を借りつつ、自分のイベントも頑張ってやっていけたらなと思います。あと売れる過程の中で、ライブハウスは1つの通過点だと思っているので、そこの力を底上げする事ができたら、バンドもより風通しが良くなるんじゃないかな。だからそこのビジョンはみんな持っているとこだと思うので、それぞれの視点や力を使って、ライブハウスの力の底上げをしてい期待です。それがシーンを作るっていうところに繋がるんじゃないのかなと。そういう1つのカテゴリーに<NEW LINK!>もなったらいいなって思います。

【インタビュー】音楽シーンを変える?!下北沢のブッカー5人が2000円でサーキットイベントを行うワケ music180224_newlink_04-1200x800

ーー最後にサーキットイベントの意気込みをお願いします。

有馬:まあ、でもびっくりさせたいですよね。傍目から見ている人が「あ!なんか面白そうなことやってる!」っていう風にびっくりしてほしい。「いいな、俺らもそれ混じりたいな!」って思われたい。

はじめちゃん:どんどんでかくしていきたいね、これを。

かたしょ:でも、なんかさ、上の世代を脅かしたいじゃないけど、下が仲良く協力して「音楽シーン盛り上げていくぞ!」っていうのをやりたいね。

有馬:活気あるイベントにしていきたいね。本当にバンドを成長させていきたいし、お客さんにとってもいいイベントでありたい。

金子:俺は結果を出したいですね。やっぱりお客さんやバンドに楽しんでもらうのは1番大事だし、ある意味大前提かなっていうのはあるので。もちろんすぐに結果が出せるって訳じゃないと思うけど、ちゃんとお金にもなるっていうのは意識していきたい。好きなことをやって、お金が回っていくことを目標にしたいし。あとは定期的にやりたいかな。若手バンドを推す機会をどんどん増やしていけるようなイベントにしたいと思ってます。

かたしょ:もっと身近に感じて欲しいよね、街と音楽と。

Photo by fukumaru

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【インタビュー】音楽シーンを変える?!下北沢のブッカー5人が2000円でサーキットイベントを行うワケ music180224_newlink_07-1200x800

EVENT INFORMATION

NEW LINK!

2018.03.13(火)
OPEN 17:00/START 17:30
BASEMENTBAR/CLUB 251/Daisy Bar/mona records/Laguna/近松
ADV ¥2,000/DOOR ¥2,500(1ドリンク別)

Bakyun the everyday
No Buses
Lucie,Too
安頭
宇宙団
Burgundy
ANABANTFULLS
Utopia League
Youmentbay
ナツノムジナ
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まおまお

ライター

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