乱の民族音楽でお馴染みの〈アンクルオーウェン〉所属バンドによる痛快なステージは、もはや夏の苗場に欠かせない風物詩の一つだ。過去にレーヴェン、ムスタング、オンダバガといったバンド勢が出演しては、その持ち前の陽気な音楽で、彼らにとって日本初となるアウェイのライヴを一瞬にしてホームに変えてしまう千両役者ぶりを発揮してきた。

今年、〈アンクルオーウェン〉が送り出したスキニー・リスターも、まさにその系譜にあるバンドだった。フィールド・オブ・ヘブンだけでなく、前夜祭のレッド・マーキー、GAN-BAN SQUAREなどでも精力的にライヴをこなし、そのお祭り騒ぎのステージを目撃したオーディエンスからは、ベストアクトに彼らの名前を挙げる声を多く耳にしたほど。今年の苗場に旋風を巻き起こしたスキニー・リスターの5人に、インタビューに答えてもらった。

★記事後半にはJeep® × フジロック’13のフォトレポート&スナップも掲載中!

Interview:SKINNY LISTER(スキニー・リスター)

前列L→R:ローナ・トーマス(Vo,Ukulele)/ マイケル・カミーノ(Double Bass,Vo)/ ダニエル・ヘプティンストール(Vo,Guitar,Stomp box)後列L→R:スリム・ブラック(Guitar,Mandolin,Vo)/ マックスウェル・トーマス(Melodeon,Mandolin,Vo)

――初来日が<フジロックフェスティバル ’13(以下、フジロック’13)>への出演となりましたが、昨晩の前夜祭でのレッド・マーキーとGAN-BAN SQUAREでのショーを含めて、日本での時間はいかがですか?

ローナ 最高だったわ~♪ 私たちは50人ぐらいしか見に来ないって考えていたんだけど…蓋を開けてみたら真逆で、会場(レッド・マーキー)が沢山の人で埋まっていて感動したわ!

――僕も前夜祭の時点であんなにお客さんが多い光景は初めて見ましたよ!

全員 本当に?! それは嬉しいね。

ローナ 昨日はフラガールも最後にステージに登場して踊ってくれたし、それも最高だったわよ!

マイケル 一番クールだったのは、初めてあのステージに立ったのに、あんなに多くの人たちが見に来てくれたことだよ。ステージからオーディエンスを見たときは身震いがしたね(笑)。

ローナ 私なんてびっくりしすぎて歌詞を忘れたわよ(笑)!

全員 (笑)。

マイケル 人も優しいし食べ物も美味しいし、日本のことが大好きになったよ。