音楽情報サイト“MUSIC LIFE CLUB”にて、先日突然急逝したお笑い界の巨匠、志村けん洋楽雑誌に寄稿したレコード評原稿復刻・再掲載されることに。

プリンス、チャカ・カーン、スティーヴィー・ワンダーのアルバムに寄稿

笑いのプロフェッショナルとして知られる志村けんは、実は大の音楽フリークでもある。ビートルズThe Beatles)の来日公演を見に行ったエピソードや、テディ・ペンダーグラスTeddy Pendergrass)の楽曲を使ったヒゲダンスのパフォーマンスなどはよく知られているが、おおよそ40年前、本格洋楽月刊誌『jam』にレコード評を執筆するという音楽マニアとしての顔も持ち合わせていた。

志村けんが洋楽雑誌『jam』に寄稿したソウル、ブラック・ミュージックのレコード評がMUSIC LIFE CLUBに復刻掲載! music200427_shimuraken_record_01
志村けん
写真提供イザワオフィス

70年代後半~80年代後半に発行された本格洋楽月刊誌『jam』には、“お笑いの志村けん” ではなく “ソウル、ブラック・ミュージックの愛好家、志村けん” として、プリンスPrince)、チャカ・カーンChaka Khan)、スティーヴィー・ワンダーStevie Wonder)、ダイアナ・ロスDiana Ross)らのアルバムに対して寄稿した、鋭くも温かいレコード評が掲載されてるいる。(1980年4月号〜1981年1月号まで執筆

クラシック・ロック情報サイト“MUSIC LIFE CLUB”では、特設追悼コーナーとして『志村けんが愛したブラック・ミュージック』が設けられ、掲載リクエストに応えながら、5月1日(金)を皮切りに順次レコード評原稿が復刻掲載される予定だ。あまり一般には知られていない、志村けんの音楽の一面に触れてみて。

【志村けん執筆の全アルバム・レビュー(『jam』掲載順/掲載号)】

01)ブラザーズ・ジョンソン『ライト・アップ・ザ・ナイト (原題:Light Up the Night)』1980.04

02)プリンス『愛のペガサス (Prince)』 1980.04

03)ミリー・ジャクソン『ミリー・ジャクソン・ライヴ (Live & Uncensored)』 1980.04

04)エアプレイ『ロマンティック (Airplay)』 1980.05

05)ピーター・ブラウン『恋のスターゲイザー (Stargazer)』 1980.05
06)ロバータ・フラック『ダニーに捧ぐ (Roberta Flack Featuring Donny Hathaway)』 1980.05
07)スモーキー・ロビンソン『ゼアズ・スモーク (Where There’s Smoke)』 1980.06
08)スピナーズ『ワーキング (Dancin’ And Lovin’ )』 1980.06

09)ルー・ロウルズ『愛の語らい (Sit Down And Talk To Me)』 1980.06

10)チャカ・カーン『ノーティ(じゃじゃ馬馴らし) (Naughty)』 1980.07
11)ブッカー・T・ジョーンズ『ベスト・オブ・ユー (The Best Of You)』 1980.07

12)アル・ジョンソン『セカンド・ウインド (Back For More)』 1980.08

13)グラディス・ナイト&ザ・ピップス『アバウト・ラヴ (About Love)』 1980.08

14)レイ・パーカー・JR&レイディオ『誓いのセイム・タイム (Two Places At The Same Time)』1980.08

15)コモドアーズ『ヒーローズ (Heroes)』 1980.09

16)マンハッタンズ『マンハッタン・ミッドナイト (After Midnight)』 1980.09
17)ダイアナ・ロス『ダイアナ (Diana)』 1980.09

18)ミリー・ジャクソン『フォー・メン・オンリー (For Men Only)』 1980.10
19)スピナーズ『キューピッド (Love Trippin’)』 1980.10

20)テディ・ペンダーグラス『TP』 1980.11

21)アシュフォード&シンプソン『ミュージカル・アフェア (Musical Affair)』 1980.11

22)シリータ&ビリー・プレストン『ワン・モア・タイム (Syreeta)』 1980.11

23)マイケル・ジャクソン&ジャクソンズ『トライアンフ (Triumph)』 1980.12

24)オージェイズ『たそがれのバラード (The Year 2000)』 1980.12

25)スタイリスティックス『愛よ急げ (Hurry Up This Way Again)』 1980.12
26)レイ、グッドマン&ブラウン『マイ・プレイヤー (Ray, Goodman & BrownⅡ)』 1981.01

27)ドナ・サマー『ワンダラー (The Wanderer)』 1981.01

28)スティーヴィー・ワンダー『ホッター・ザン・ジュライ (Hotter Than July)』 1981.01

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