<FUJI ROCK FESTIVAL>などを主催するコンサートプロモーター・SMASH。今回、SMASHの若手スタッフによるTwitterアカウント「デイリーSMASH」とニュースメディア・Qeticによるコラボプレイリスト企画第七弾が公開! SMASHのセレクターが毎月テーマを変えてプレイリストをアップ。そして、Qeticではプレイリストと連動した連載記事が公開され、プレイリストのテーマに沿った内容が深掘りでき、どちらからでも2度楽しめる内容に。

SMASH × Qeticコラボプレイリスト第七弾は2021年ベストアルバム特集!

第七弾となる今回は、SMASHスタッフとQetic編集部が選ぶ2021年ベストアルバム特集! 計9名によるベストアルバムのピックアップに加え、おすすめの収録曲でプレイリストが構成されている。2021年を振り返ったり、お気に入りの曲を見つけるように視聴するなど、さまざまな楽しみ方ができる本プレイリスト。それぞれの想いが込められたコメントもぜひチェックしてほしい!

今回のプレイリストについて
QeticとデイリーSMASHのコラボプレイリスト、今月は2021年のベストアルバム特集です。今年もコロナ禍によって、多くのライブやフェスが開催できない1年でしたが、国内外問わず、多くのアーティストが新作を発表しました。サブスクの普及とおうち時間が増えたこともあり、改めて音楽を聞く時間が増えたのではないでしょうか。そんな2021年を振り返って、SMASHとQeticのスタッフが今年の個人的ベストアルバムをチョイスしました! プレイリストには各アルバムから数曲ピックアップしましたので、気になったアーティストはアルバムも聞いてみてください!

SMASH スタッフ

SMASH スタッフ

Sault – NINE
期間限定ということで出された変わったアルバムということが印象的だった。基本的には土臭い音楽性だが、現行のソウル、ヒップホップを新しい形でやってるような感覚が気持ちよく、UKのソウルやパ・サリュ(Pa Salieu)などのラップはアメリカとは違う感じがして面白い。シンプルにこんな捨て曲がないアルバムは近年珍しいような気も。

IDLES – CRAWLER
全英1位を飾った前作『Ultra Mono』から1年、今作はHiphopプロデューサー・Kenny Beats (※)との異色なコラボ作。1st EPから話題が絶えないバンドで個人的にサウンドがとても好みです。
※ヴィンス・ステイプルズ(Vince Staples)、スロウタイ(Slow Thai)などで務める

Sia – Music
Siaの監督デビュー作となる映画『MUSIC』からインスピレーションを受けたアルバム。映画は2022年2月に日本でも公開予定。(邦題:『ライフ・ウィズ・ミュージック』)
ボーナストラックを除いて、最後の曲の“Miracle”という曲が好きなのですが、映画とどのようにリンクしているのか今から楽しみです! 絶対観に行く!

Pop Smoke – Faith
遺作第2弾ですが、前作も好きだったのでリリース嬉しかったです。作品聴くたび、若くして亡くなって残念だと思うアーティストです。

Black Country,New Road – For the First Time
2021年2月にリリースされたアルバムですが、今年最も聞いたアルバムのひとつです。今年1stアルバムをリリースしたばかりですが、すでに2022年の2月には、2ndアルバムのリリースも決まっており、ブラック・ミディ(black midi)と共にロンドンのインディロックシーンで要注目のアーティストです。

Qetic編集部

Rudebwoy Face – JAM DOWN
今年はさまざまな出会いに救われた1年でした。まだしっかり理解できているわけではないけど、ラガマフィンもそのひとつ。『JAM DOWN』をプロデュースするのは、レゲエの本国ジャマイカを拠点に国内外で活躍するMEDZ MUSIC。GACHAさん/CHALISさんによるやわらかな音の重なりが心地よく、Rudebwoy Faceさんのパフォーマンス、リリックも抜群にカッコいいです。収録“MARIWANA”のフックは、伝説のギタリストEarl Chinna Smithが率いたSoul Syndicateによる1978年の同名曲からの引用。MEDZのメインプロデューサーであるCHALLISさんは、Earl Chinna Smithの下で10年間レゲエの真髄を修行していたというエピソードも。

Aili x Transistorcake – Dansu
ベルギーを拠点とするアーティストAiliとエレクトロニックプロデューサーのTransistorcakeによるデビューEPになります。リード曲となっている “Dansu”を聞いた時に、衝撃が走りました! 低音が響く、少しオールドなテクノ調のビート。Ailiの歌う不思議なカタコトの日本語ボーカルが、印象的なEPです。このEPには最高の化学反応が起こってます。リリックも可愛いです。ぜひパーティーに行く前など、このEPを聞いて準備してみてください。

aespa – Savage
〈SM Entertainment〉よりデビューし、今年1周年を迎えたガールズグループ・aespaの『Savage』。世界最大級のK-POP音楽授賞式 <2021 MAMA>での2部門受賞や、先日発表されたリメイク曲“Dreams Come True”も記憶に新しいですが、やはり本アルバムを抜きには語れません。中毒性のあるフックやSF映画を想起させる重厚かつ多層的なビートが魅力的な表題曲“Savage”はもちろん、目まぐるしく展開する疾走感と4人のボーカルの掛け合いが絶妙なグルーヴ感を生んでいる“YEPPI YEPPI”など、バラエティ豊かなアルバムとなっています。コンセプチュアルなグループでもあり、特にMVで表現される独自の世界観はぜひ一度ご覧いただきたいです。

Remi Wolf – JUNO
今年一番聞いたし一番感嘆したアーティスト・レミ・ウルフ(Remi Wolf)。25歳、カリフォルニア出身のSSW/プロデューサー。オーディション番組『アメリカンアイドル』の出演経験から、色モノ系かと思いきや、SSWとしての実力はピカイチ。10月にリリースしたアルバム『JUNO』を聞いて欲しい。どんなに偉大なアーティストでもアルバムには(リスナー目線でいう)捨て曲があったはず。だが、このアルバムには一切捨て曲がない。とにかく全曲いい。本当に。インディーポップ、ロック、ファンクetc、あらゆるジャンルが最初から最後まで気持ちよく内包されたアルバム『JUNO』最高です。

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SMASH

SMASH × Qeticコラボプレイリストが公開!第七弾は2021年ベストアルバム特集 music210726_smash-qetic-02

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