X JAPANが、現地13日付の『タイムズ(The Times)』の表紙面で紹介されている。英国で1788年に創刊された世界最古の新聞媒体と言われている本紙で、日本のバンドが表紙に登場するのは、この229年ある歴史の中で初の事となった。

記事のタイトルは“The world’s unluckiest band: the bizarre story of X Japan”直訳すると、「世界一不幸なバンド: 奇妙なX JAPANの物語」。一見おかしな書かれ方に思うが、その記事の内容はとても興味深い物になっている。

“Formed in 1982 by the drummer and composer Yoshiki (Hayashi), X Japan have the grandiosity of Queen, the heavy-metal hysteria of Iron Maiden and the symphonic sophistication of classical music, all tied up with a healthy dose of melodrama…Yoshiki’s plan to turn X Japan into a global phenomenon doesn’t seem so far-fetched” – The Times Friday 13th October 2017

1982年に結成され、ドラマー・コンポーザーYOSHIKIが率いるバンドX JAPANは、QUEENに加え、Iron Maidenのヘヴィメタ・ヒステリア、洗練されたクラシック音楽のシンフォニーを融合させたような壮大さの中に十分なメロドラマがある。X JAPANを世界的現象にしたいというYOSHIKIの計画は、そう遠くない未来まで来ているようだ。

冒頭、上記の書き出しから、以降YOSHIKIの幼少期、Kiss、David Bowie、Led Zeppelin、Sex Pistolsとの出会いからロックの道へ。さらにバンドの解散と復活、メンバーの死など、その後起こる数々のドラマをかなり深いところまでX JAPANの歴史として掘り下げ、読者に紹介している。

現在、X JAPANのドキュメンタリー映画『WE ARE X』の公開がヨーロッパ各地で始まっており、YOSHIKIはヨーロッパ各国を訪れ、精力的にプロモーションツアーを行っている。

毎日数十媒体もの現地メディアの取材を受ける日々が続いており、X JAPANの注目度の高さがうかがえる。また主要都市の劇場で行われているプレミア上映会では、YOSHIKIが登壇しQ&Aが行われるなど、各地の映画館は欧州中の熱狂的なファンで溢れかえっている。

映画の中にも出てくる、一度は遠ざかったかに見えた『世界への挑戦』。しかし今、X JAPANは確実に世界に向かって前進している。

映画『WE ARE X』日本版予告編

YOSHIKI劇場訪問スケジュール

10月12日(木) ドイツ・ベルリン
10月13日(金) イタリア・ローマ
10月14日(土) イタリア・フィレンツェ
10月15日(日) オーストリア・ウイーン
10月16日(月) オランダ・アムステルダム
10月17日(火) ノルウェー・オスロ
10月18日(水) フィンランド・ヘルシンキ
10月19日(木) スウェーデン・ストックホルム
10月20日(金) イギリス・ロンドン
10月21日(土) アイスランド・レイキャヴィク
10月24日(火) フランス・パリ

映画『WE ARE X』オフィシャルサイト