第91回アカデミー賞®>長編アニメーション賞を受賞した、スパイダーマン映画史上最高傑作と評価も高い『スパイダーマン:スパイダーバース』のブルーレイ&DVDが、8月7日(水)にリリースされる。(6月26日(水)よりデジタル先行配信)

監督、スタッフ陣は宮崎駿、今敏に影響を受けている?

CGアニメーションと手描きの手法の融合により、革新的なビジュアルで誰も観たことのないスパイダーマンの世界を誕生させた本作は、日本をはじめ世界中で大絶賛の声が続出。世界で最も有名なキャラクター“スパイダーマン”の世界で成長や仲間との絆の全く新しい物語が描かれる。

この度、ブルーレイ&DVDのリリースに先駆け、監督のボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマンと、製作(プロデューサー)を務めたクリストファー・ミラーにインタビューを敢行。『スパイダーマン:スパイダーバース』の製作について、日本のアニメから受けた影響や続編の展開について答えてくれた。

『スパイダーバース』は日本アニメのDNAを継承!監督、スタッフが宮崎駿や今敏の影響をインタビューで語る video190514_spiderman_spiderverse_2

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本作はアメリカのアニメ、クレイアニメ、日本のアニメなどさまざまな要素が取り入れられた作品だが、ビジュアルの方向性を決めた要因、影響を受けた日本のアニメ作品について、ボブは「日本のたくさんの作品からインスピレーションを受けたよ。僕たちはみんな宮崎駿のファンだと思う。僕らの作品は彼(宮崎駿)にインスパイアされているんだ。彼の作品からは、全体的な映画のトーンとビジュアルが大きく反映されたね。彼は“詩人”なんだ。だから、たくさんの要素が詰まっている彼のストーリーテリングには、僕がこれまで手がけてきた作品は、影響を受けてきたと言えるね。だから、彼のDNAは本作にも継承されていると思うよ」と宮崎駿が本作と自身に与えた影響の大きさを語る。

ピーターも「多大な影響を受けた作品は、大友克洋監督の『AKIRA』だね。『AKIRA』の要素は絶対あるし、彼のスタイルは演出におけるまさにナチュラリズムだね」とコメントしており、日本アニメの要素が多く詰め込まれているのがうかがえる。

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さらに監督たちは、アニメ映画『東京ゴッドファーザーズ』や『パプリカ』が代表作の今敏をはじめ、従来のアニメ製作の手法の枠を突き破り、斬新な映像を作り上げてきたクリエイター達から影響を受けたという。

ボブは「さまざまな手法で斬新な映像を作ることは日本ではずっと前からやってきたことだけど、僕たちは今、まさに追いつこうとしているんだ。僕たちが目指している楽しみなことのひとつが、スパイダーマンの新しくて面白いストーリーを新しくて斬新な映像スタイルで見せていくことなんだ。そして、僕らが参考にしている芸術的なアプローチのほとんどが日本から来ているんだ」と、日本アニメの製作手法に多大な影響を受けたことを明かしている。

続いて、登場キャラクターについて、日本のメディアやファンから注目を集めているペニー・パーカーの話題に。ペニーは日本の学生服を着た女の子でロボットを操縦して戦う姿が特徴的だが、「ペニーのアイデアは、『セーラームーン』をはじめ、本当に色々な 漫画やアニメから影響を受けたよ」とピーターは語る。

ロドニーも「ペニーの元のアイデアとなった色々なキャラクターから僕たちのスタイルで僕たちのバージョンのペニー・パーカーを作り上げようとしたんだ」と、ペニーの誕生秘話を明かしている。

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また、本作の見所の一つでもある『スパイダーマン』の生みの親“スタン・リー”の登場シーンについての話題も飛び出す。主人公マイルスが、スパイダーマンのマスクとスーツを買う店(Stan’s Merch Shop)のオーナーとしてスタンが登場するシーンは明らかだが、それだけでなく、数え切れないほどの回数、スタンが本編に登場していると監督たちは口を揃える。

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「スタンはあらゆるニューヨークの シーンに登場していて、突如現れたり、ほんの数秒だけだったり、映画全体を通してたくさんの場面に登場している。特に、電車のシーンに多く登場しているし、他にも、マイルスとピーター・パーカーが歩道を歩きながら、ピーターが“ありがとうニューヨーク”って言うときに横を通り過ぎるのもスタンなのさ!」と解説してくれた。実際に、スタンは目で確認できる数よりもかなり多く登場しているようで、監督たちもスタンを本編に何回登場させたのか正確には分からないという。

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最後に、続編やスピンオフの製作もささやかれている本作の今後の展開やアイデアついても語ってくれた。「この映画は、“Into the SpiderーVerse”って内側にってサブタイトルが付いているけど、実際は外側の話だったよね(笑)。もし、もっとスパイダーマンの内面的な部分を描いていたら、クールだったかもしれない。まあ、今後どういう展開になるか期待していてよ。(スタン・リーがスパイダーマンになった)スパイダー・スタンが登場するかもしれないしね(笑)」とファンの期待を煽るコメントをしている。

『スパイダーマン:スパイダーバース』のブルーレイ&DVDは、8月7日(水)発売、レンタル開始。6月26日(水)からデジタル先行配信となる。唯一無二なスパイダーマンをその目で確かめてほしい!

INFORMATION

スパイダーマン:スパイダーバース

8月7日(水)ブルーレイ&DVD発売、同時レンタル開始!
6月26日(水)よりデジタル先行配信!

プレミアム・エディション【初回生産限定】:¥9,200(+tax)
ブルーレイ&DVDセット【初回生産限定】:¥4,743(+tax)
4K ULTRA HD&ブルーレイセット【初回生産限定】:¥6,800(+tax)
IN 3D【初回生産限定】:¥5,695(+tax)

発売元・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
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