ラース・フォン・トリアー監督最新作『ニンフォマニアック Vol.1/Vol.2』より、チラシビジュアルが3点到着した。意味深かつ美麗なビジュアルと共に、それぞれに対応したコピーが作品への更なる興味を駆り立てる。
1:性に目覚め、性に溺れ、愛を忘れた。
シャルロット・ゲンズブール、シャイア・ラブーフ、ユマ・サーマンやクリスチャン・スレイターら豪華出演者たち9名の顔がアップで配されている。恍惚とも苦悶ともとれるそれぞれの生々しい表情がシンプルかつ力強く作品の主題を表し、「性に目覚め、性に溺れ、愛を忘れた。」という主人公の思いを吐露するコピーが物語への扉を開く。
2:愛なんて、教わっていない。
学び舎であるはずの教室内で無機質な文房具で痴情にふける女性。背徳の中に潜む恍惚の表情とは対照的に整然とシンメトリーに配されたデザインが記号的に女性自身の性を暗示させる。「愛なんて、教わっていない。」と言い切る力強いコピーが際立ち思わず手に取りたくなるチラシビジュアル。
3:愛とは、嫉妬交じりの強い性欲に過ぎない。
絵画風に配された登場人物たちは皆、己の世界に没しそれぞれの欲に身を委ねている。滑稽ともとれる一室での出来事は世界の縮図か。「愛とは、嫉妬交じりの強い性欲に過ぎない。」という言葉には、愛への絶望だけではなく、希望を投げかける物語の道しるべが隠されている。
なお、本作のVol.1は10月11日(土)よりVol.2は11月1日(土)より公開される。
『ニンフォマニアック Vol.1』『ニンフォマニアック Vol.2』
( Vol.1)10月11日(土)~/( Vol.2)11月1日(土)~新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町・渋谷ほか全国順次公開
監督/脚本:ラース・フォン・トリアー『ダンサー・イン・ザ・ダーク』『アンチクライスト』『メランコリア』
出演:シャルロット・ゲンズブール『メランコリア』、ステラン・スカルスガルド『ドラゴン・タトゥーの女』、ステイシー・マーティン、シャイア・ラブーフ『トランスフォーマー』 、クリスチャン・スレイター『トゥルー・ロマンス』、ジェイミー・ベル『リトル・ダンサー』 、ユマ・サーマン『キル・ビル』、ウィレム・デフォー『アンチクライスト』、ミア・ゴス、ソフィ・ケネディ・クラーク『あなたを抱きしめる日まで』、コニー・ニールセン『グラディエーター』、ジャン=マルク・バール『グラン・ブルー』、ウド・キア『メランコリア』
2013年/デンマーク・ドイツ・フランス・ベルギー・イギリス/英語/カラー&モノクロ/シネマスコープ/ドルビーデジタル/字幕翻訳:松浦美奈/原題:NYMPHOMANIAC/上映時間<Vol.1>:1時間57分<Vol.2>:2時間03分
配給:ブロードメディア・スタジオ
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