今年で記念すべき25回目のアニバーサリーイヤーを迎える<ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015>! エロにSF、特撮、アニメと多彩なジャンルを網羅した、まさしく映画祭の異種格闘技戦と言っても過言ではない祭典だが、今年も期待を裏切らぬラインナップとなっている。
今回、北海道初進出を果たす『テレクラキャノンボール2013劇場版』。6人のAV監督達が2013年の夏に東京から北海道までをレースとナンパで勝負するという単純な内容で、10時間を超えるAV版の発売記念として、6日間のレイトショー上映の為に再編集したのが始まり。上映が始まるやいつの間にか、AVファン、映画ファン、お笑いファンなどを巻き込んでの異例のロングランヒット作品となり話題を集めた。
監督を務めた”カン松” ことAV監督カンパニー松尾は、これまでAVにポップな映像処理や音楽を取り入れるなど、映像的な面からアダルトビデオ界に革新的な影響を与えた人物として多くのファンを持つが、そんな監督の最新作、『BiSキャノンボール2014』もゆうばりの地で上映される。アイドルグル―プBiSの解散ライブ前後3日間を6人のAV監督達がメンバーそれぞれに密着し、その素顔と本音を追ったドキュメンタリー作品。”AV監督×アイドル”という、未だかつてない組み合わせに期待は高まるばかりだ。
他にもAV監督として現在も活動を続ける『メイクルーム』の森川圭監督や『井口昇のワン ダーグラビティ変態団』、『井口昇のワンダーグラビティ 自傷戦士ダメージャー』のメガホンを取り、世界的評価も高い井口昇監督の作品の上映を予定しており、これまでと違った映画体験ができるに違いない。
『お江戸キャンディ』
その他にも多彩なジャンルが揃う<ゆうばりファンタ>。女優、広田レオナも監督として映画祭に参加。これまで映画やドラマ、バライティの出演などマルチに活 動をつづける彼女は近年、映画監督の活動も活発だ。最新作『お江戸キャンディ』では3大バレエ作品の一つ「白鳥の湖」の初版をベースに美しき男たちの絢爛豪華な恋愛映画を描いている。
『口裂け女 in L.A.』
若手監督の比呂啓、廣瀬陽、小川和也、SONE の4人の力を結集してつくられたホラー作品『口裂け女 in L.A.』も上映予定。アメリカで製作された本作は、日本の都市伝説ホラー“口裂け女”が米ロサンゼルスを襲撃。同時にこっくりさんや日本の幽霊などもロサンゼルスの街を脅かす。
『キリミと魚人間』
そして、<ゆうばりファンタ>では2009年『おばけのマリコロース』、2013年『バナナvsピーチ』で2度ファンタランド大賞(観客賞)を受賞した常連、小林でび監督も 新作を引っ提げて登場。ゆうばりらしいエキセントリックな作品に定評があり、最新作となる『キリミと魚人間』では千葉のヤンキー女とピンク色の半魚人との交流を描いた何とも破天荒な作品で注目を集めそうである。
Event Information
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015
2015.02.19(木)- 02.23(金)
※『テレクラキャノンボール2013劇場版』 R-18指定
18歳未満の方はご入場出来ません。
※『BiSキャノンボール2014』 R-15指定
15歳未満の方はご入場出来ません。
(c) 2014井口昇 庭田弘樹 ワンダーヘッド
(c) 2014 ジュ・デテストゥ・レ・コンコンブル/Love Place
(c)2014井口昇 庭田弘樹 ワンダーヘッド