年1年をかけてヨーロッパ中のフェスに参加して海外フェスレポートを続けて来たわけだが、その中でも特に反響が多かったのが7月にベルギーで開催されるEDMの祭典<Tomorrowland>。

そんな<Tomorrowland>のチケットが日本時間2月8日(日)AM1時に発売される。今年は昨年と違って1週開催(昨年は2週に渡って3日ずつ開催)となるのでさらにチケット獲得が難しくなること間違いなし。獲得できるかは運次第にはなるが、昨年の筆者の惨敗具合(チケットの取り方を画面付きで解説)を参考に8日(日)AM1時(土曜20時までにPre-Registerが必須なので要注意!)に備えて欲しい。

絶対今年行きたくなってしまう映像って?

チケット発売直前!<Tomorrowland>の歴代アフタームービーをまとめてみた column150206_nekomeguro_stage

今世界で最もチケット入手が困難なフェスと言われている超人気フェス<Tomorrowland>だが、実際に参加してみると、従来のフェスという範疇で語りきれないことも多く、良かった点も悪かった点も多く挙げられるというのが正直なところ(レポートはコチラ)ではあるが、「トゥモローランドって一体何が凄いの?」という質問に対しては、自信を持ってこう即答している。

「アフタームービー トニカク スゴイ」

というわけで今回はそんな<Tomorrowland>のアフタームービーの紹介しながら、<Tomorrowland>の歴史を振り返ってみたい。冒頭の写真のように撮られたくて仕方ないボーイズ&ガールズが会場のあちらこちらに溢れているアフタームービーの魅力をご堪能あれ!

記事最後にはFestival Junkieチームが独自潜入した撮影したオリジナルレポートムービーも大公開!

Tomorrowland 2014 | Official Aftermovie

昨年9月下旬に公開され、既に2400万再生を超している昨年度のアフタームービー。10周年にふさわしい貫禄の世界観。恒例のSTEVE AOKIのケーキ投げもスローモーションでばっちり収録(4:05)。冒頭使用楽曲はSander van Doorn & Martin Garrix & DVBBS feat. Aleesiaの“Gold Skies”

Tomorrowland 2013 | Official Aftermovie

8700万再生を超す2013年度アフタームービー。会場に向かう飛行機の中の様子(オフィシャルツアー)が印象的。ハイライトはサビ前に「I wanna be in the AFTERMOVIE❤」と叫ぶ美女(2:25)。この年から30分を超す大作に。冒頭使用楽曲は、この年大流行したAvicii feat. Aloe Blaccの“Wake Me Up”

Tomorrowland 2012 | Official Aftermovie

再生回数が1億2000万を超す2012年度アフタームービー。過去最高の再生回数を誇り、現地でのヒアリングでも2012年度が最高傑作との声が多く聞かれた。<Tomorrowland>、そしてEDMというジャンル自体がピークを迎えたことが想像できる圧倒的な数字と動画から伝わって来る迫力は見事。時間も前年の13分から20分に拡大。ハイライトは2:50のPendulum“The Island”からのDimitri Vegas & Like Mike ft. Wolfpack “Ocarina”への中毒性の高過ぎる美しい繋ぎ。

Tomorrowland 2011 | Official Aftermovie

約7000万再生。前年までの数分のショートムービーではなく、全面的にスケールアップ(初の10分超え)して制作された2011年度アフタームービー。<Tomorrowland>のアフタームービー人気に火をつけたのはもちろん、他の多くのフェス動画にも多大な影響を与えた歴史的な13分47秒。オフィシャルチャンネルには曜日毎のアフタームービーも上がっており、運営サイドの試行錯誤が垣間みられたのが2011年。フェス終了後すぐ(8月)に動画が公開されていることからも、年間を通したプロモーションの一貫としてアフタームービーが活用され始めたことが伺える。後にグラミー賞(2013年)にノミネートされるAviciiの楽曲“Levels”が2:05から流れるが、大げさに言えばこの瞬間に歴史が動いた感すらある象徴的な作品。

ここまで4年分のアフタームービーを振り返って来たが、それ以前の2010年〜2005年(初年度)は多くても数十万再生、時間も5分以下と2011年以降とかなり異なるが、興味のある方は2010年以前の動画はコチラからチェックして頂きたい。

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