実は、アパレル業よりも継続している期間の長いDJ活動。日々季節事や時事ネタを意識しながらの選曲を心掛けている僕が、出会いや別れ、新生活等の環境変化が続く“春”に捧ぐ名曲10選をご紹介致します。迎え来る季節を彩る音楽と共に、皆様の春が素敵な時間になりますように!
奥富直人 出会い別れの季節の春に聴きたくなる曲10選
#1. スピッツ – 田舎の生活
ファンからの支持も多い、スピッツの初期名曲。日本特有の情景が浮かぶ言葉の並びに、柔らかく歌い上げるヴォーカルの草野さんの歌声とメロからサビでのナチュラルの転拍子が相俟って、より印象的で美しいナンバーに。僕自身はスピッツのトリビュートアルバム『一期一会』で、LOST IN TIMEがカバーしていた事でこの曲を知りました。こちらのバージョンも抜群なので是非。ミニアルバム『オーロラになれなかった人のために』に収録されています。
#2. 土岐麻子 – PINK
2017年1月リリースの最新アルバム『PINK』からのリード曲。都市生活の中での孤独と、反射する胸の高鳴りをアップテンポに乗せて歌い上げる土岐さんのウィスパーヴォイス。ブリッジ部分で桜が舞い散る様な拡がりのある展開を魅せ、更に楽曲を彩ります。新しい環境に飛び込む時、背中をグッと押してくれそうな1曲です。
土岐麻子 – PINK
#3. フジファブリック – 桜の季節
メジャーデビューシングルにして彼らの代表曲でもある1曲。ソリッドでありながら何処か和的なギターフレーズとメロの跳ねる様なリズムが、麗らかな桜の季節を彷彿させます。MVも秀逸な仕上がりで、何度観てもクライマックスのディレイサウンドと女子高生のハッとした表情とはしる筆先に心奪われます。アルバム『フジファブリック』に収録されています。
フジファブリック – 桜の季節
#4. 小谷美紗子 – 照れるような光
女性シンガーソングライターの小谷美紗子さんを中心にピアノ&Vo/Ba/Drで構成された小谷美紗子Trioの楽曲。どんなに傷ついた過去も別れも、時間が解決し洗い流してくれる。そんな終わりと始まりを、繊細なメロディーで美しく歌い上げています。沢山の経験には、虚しさも喜びもつきもの。季節が優しく流れていくさまを、丁寧な描写で描いた歌詞に注目です。アルバム『adore』に収録。
小谷美紗子 – 照れるような光
#5. L’Arc~en~Ciel- The Fourth Avenue Cafe
僕にとって初めてのライヴ体験は、中学生の頃のラルク・アン・シエルでした。特に少年期は、このバンドに多大な影響を受けた記憶があります。こんなにジャンルレスな音幅で、プレイヤーとしても強者が集った存在、世界的に見ても稀有だと思います。。こちらも、季節と共に変化する男女の関係を抜群のフックあるメロディーで展開する、ファンにも人気楽曲。アルバム『True』に収録されています。
L’Arc~en~Ciel- The Fourth Avenue Cafe
出会い別れの季節の春に聴きたくなる、残り5曲とは?
text by 奥富 直人