満島ひかりEGO-WRAPPIN’プロデュースの楽曲 “群青”の配信と12インチのアナログでリリースが準備中とアナウンスされていたが、配信でのリリース日が2017年8月9日(水)に決定! “群青”は先日、自身がラジオDJを務めたニッポン放送『オールナイトニッポンGOLD』でオンエアされていた。

映画『辺の生と死』とはまた違ったアプローチの“愛のものがたり”

2017年7月29日(土)に劇場公開を控え、4年ぶりの満島ひかり単独主演で話題となっている映画『辺の生と死』。

戦後文学史に強烈な印象を残す傑作『死の棘』を世に放った島尾敏雄と、その妻である島尾ミホ。この夫婦の生き様と、物語の舞台となった奄美群島・加計呂麻島から美しいイマジネーションを受けた満島ひかり自身が、映画とはまた違ったアプローチで“愛のものがたり”を語りつぎたいと、EGO-WRAPPIN’に楽曲提供のオファーをし、その思いにふたりが共鳴する形で誕生したのがこの“群青”と言う音楽作品。

満島ひかり“群青”、配信リリース日決定。コーネリアスのCDジャケットで話題のデザイナーによるアートワークも公開! 170728_mitsushimahikari_02-700x700

配信に際してコーネリアスをはじめとする数多くのCDジャケットで知られるデザイナー、北山雅和の手によるアートワークも公開となっており、楽曲の持つイメージから連想された生命を彷彿させるグラフィックに、十字架を模したタイトルを満島ひかり自身が書き入れることで完成した。

また、今回の発表にあたり、満島ひかりとEGO-WRAPPIN’それぞれのコメントも公開されている。

同時にアナウンスされていた12インチのアナログに関しては、詳細は引き続き9月を予定となっており、詳細は追って発表となる。

満島ひかりコメント

満島ひかり“群青”、配信リリース日決定。コーネリアスのCDジャケットで話題のデザイナーによるアートワークも公開! 170728_mitsushimahikari_00-700x525

海のそばにいる時に、森さんからメロディーが届いて、加計呂麻島まで足を運んでくれた、中納さんの詩を読んで。EGO-WRAPPIN ‘の音楽の世界にいられた贅沢な数日。嬉しくてずっと緊張していました。レコーディングの最後に唄った中納さんのコーラスが、わたしの声を抱きしめる母の声のようで、「ええなぁ」と呟く森さんの背中がまた父のようで、ふたりと音楽の温かい距離に感動しました。

たくさんの生きものが音の中に潜んでいる、ピュアな曲の完成です!

満島ひかり

EGO-WRAPPIN’コメント

満島ひかり“群青”、配信リリース日決定。コーネリアスのCDジャケットで話題のデザイナーによるアートワークも公開! 170728_mitsushimahikari_03-700x467

愛と憎の紙一重にひそむ狂乱。
女であれば誰もが持っているものだと思います。

生と死の間でトシオさんを想ったミホさんの恋心はいかなるものだったのか、それを演ずるひかりさんの歌が言霊に乗ってどれだけ響くか、それだけを思い曲を書かせてもらいました。

詞も曲も提供させていただくのが今回はじめての試みだったので、とても新鮮で刺激的でありました。

ひかりさんと共にこの曲がどのように歩いていくのか楽しみにしています。

中納良恵

色んな繋がりに感謝!
実現出来てばっちし最高した!
ひかりちゃん あんがとー!!

森雅樹

海辺の生と死

7月29日(土)より、テアトル新宿ほか全国順次公開

出演:満島ひかり 永山絢斗 
井之脇海 川瀬陽太 津嘉山正種
脚本・監督:越川道夫/原作:島尾ミホ「海辺の生と死」(第15回田村俊子賞受賞・中公文庫刊)島尾敏雄「島の果て」ほかより/
脚本監修:梯 久美子/参考文献:『狂うひと―「死の棘」の妻・島尾ミホ』(新潮社刊)/歌唱指導:朝崎郁恵/企画・製作:畠中鈴子/製作:株式会社ユマニテ/制作:スローラーナー/配給:フルモテルモ、スターサンズ 2017年/日本/155分/DCP/5.1ch/16:9/カラー  
(C)2017島尾ミホ/島尾敏雄/株式会社ユマニテ

STORY 昭和19年(1944年)12月、奄美 カゲロウ島(加計呂麻島がモデル)。国民学校教員として働く大平トエは、新しく駐屯してきた海軍特攻艇の隊長 朔中尉と出会う。朔が兵隊の教育用に本を借りたいと言ってきたことから知り合い、互いに好意を抱き合う。島の子供たちに慕われ、軍歌よりも島唄を歌いたがる軍人らしくない朔にトエは惹かれていく。やがて、トエは朔と逢瀬を重ねるようになる。しかし、時の経過と共に敵襲は激しくなり、沖縄は陥落、広島に新型爆弾が落とされる。そして、ついに朔が出撃する日がやってきた。母の遺品の喪服を着て、短刀を胸に抱いたトエは家を飛び出し、いつもの浜辺へと無我夢中で駆けるのだった……。

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EGO-WRAPPIN’ 公式サイト

edit by Qetic・右近美紗紀