「スター・ウォーズ」や「ハリー・ポッター」を超える、世界興行収入No.1シリーズのマーベル・スタジオ最新作『キャプテン・マーベル』。マーベル初の女性ヒーロー単独主役である本作の主人公は、過去の記憶を失ったミステリアスなヒーロー。彼女の記憶に仕掛けられた衝撃の事実を巡るサスペンスフル・アクションが遂に幕を開けた!

新進気鋭の監督が『キャプテン・マーベル』に起用された理由は?

一足早く公開を迎えたアメリカでは、オープニング興行収入全米No.1を記録し、全世界では『美女と野獣』を超えて女性主役作品で史上No.1のオープニング記録を樹立。さらにその勢いは留まるところを知らず、全米の興行収入は2週連続1位を記録した。3月15日(金)に公開となった日本では、3日間での興行収入6億1514万円、動員40万8225人の大ヒットをきって、マーベル最強ヒーローの名にたがわぬ堂々のデビューを果たし、大きな話題を集めている。

近年、最新作が公開となるたびに大きな話題を生むマーベル・スタジオは、本作で今後のマーベル・シネマティック・ユニバース(以下MCU)を引っ張るにふさわしい新たなヒーロー、キャプテン・マーベル(ヴァース)の誕生物語を描いた。マーベルがこの作品を託したのは、名の知れた著名な映画監督ではなく、これまでインディペンデント映画に精魂を注いできた2人。アンナ・ボーデンとライアン・フレックだ。世の中の大きな期待に応えるように世界中で大ヒットとなっている本作を手掛けたこのコンビはいったいどんな監督なのだろうか。

『キャプテン・マーベル』新進気鋭監督2人が起用された理由とは?Qeticが独占公開! film190325_captainmarvel_3-1200x1799

『キャプテン・マーベル』新進気鋭監督2人が起用された理由とは?Qeticが独占公開! film190325_captainmarvel_2-1200x801

アンナとライアンは学生時代からタッグを組んでおり、ドキュメンタリー作品などの製作を経験。2006年、アンナとライアンが共同で脚本を執筆し、アンナが製作したライアン・ゴズリング主演の長編映画『ハーフネルソン』では、ドラッグ中毒の教師がある女生徒との出会いをきっかけに再生を遂げていく物語を丁寧に描き、批評家を中心に大きな話題に。主演のライアンはアカデミー主演男優賞へノミネートも果たした。

彼らについて、製作兼プレジデントであるケヴィン・ファイギは「彼女たちは素晴らしい映画を数多く製作しており、私達はそれに感銘を受けました」と答え、続けて「彼らはストーリーテリングに関して確固とした指針とビジョンを示してくれました。実際に3〜4回会い、ヴァースと彼女が持つストーリー、そしてヒーローへと成長を遂げるまでの道のりについて非常によく理解していたのです」と、起用を決めた当時のことを振り返る。これまで、キャラクターに重きを置いて映画作りを続けてきたマーベルにとって、秀逸なストーリーテラーでもあるアンナとライアンは、キャプテン・マーベルのオリジンを描くのに適任だったのだ。

『キャプテン・マーベル』新進気鋭監督2人が起用された理由とは?Qeticが独占公開! film190325_captainmarvel_1-1200x800
アンナ・ボーデン
『キャプテン・マーベル』新進気鋭監督2人が起用された理由とは?Qeticが独占公開! film190325_captainmarvel_main-1200x800
ライアン・フレック

ライアンは「マーベルは、大スペクタクルや大爆発だけを求めているわけじゃないところが、とてもクールだと思っていた」と、マーベルへは以前から好印象だった様子。彼はこれまでにマーベルが自分たちと距離の近い監督、タイカ・ワイティティ(『マイティ・ソー バトルロイヤル』)や、ライアン・クーグラー(『ブラックパンサー』)らを起用しているのを知って、興味を持っていたという。「マーベルはキャラクター性を追求しているのです。そして、彼らはもっと複雑なものを探し求めている。私たちが監督に決まったときも、彼らとそれを享受できることを心から願っていました」と語っている。自身の得意分野でもあるキャラクターを作り上げるという作業をマーベルのスタッフと共に進めていくことが楽しみだったようだ。

アンナは、マーベルと共に作り上げた“キャプテン・マーベル(ヴァース)”というキャラクターについて「彼女はある種の欠点を持っていて、ヒーローでありながらものすごく人間味のあるキャラクターだと思うの」と、口火を切ると「それに、彼女にはユーモアセンスもあれば、強い意志も持っています。ときにちょっと自信過剰になったり、またあるときにはちょっと理性を失うこともあったり、自分にとって一番良い決断を下せないこともあるんです」と、彼女がとても人間らしい魅力の持ち主だと解説してくれた。本作での彼女の成長や、今後期待される他のアベンジャーズキャラクター達との関り方に期待が膨らむばかりだ。

キャプテン・マーベルは、24時間で再生回数2億6800万回という驚異の記録を達成した『アベンジャーズ/エンドゲーム』(4月26日(金)公開)の最新予告編映像にも登場するなど、アベンジャーズたちの”新たな希望“と噂されてきたことが真実味を帯びてきた。その誕生を描いた『キャプテン・マーベル』は絶対に見逃せない作品となりそうだ!

「キャプテン・マーベル」日本版本予告

RELEASE INFORMATION

キャプテン・マーベル

『キャプテン・マーベル』新進気鋭監督2人が起用された理由とは?Qeticが独占公開! film190325_captainmarvel_4-1200x757
大ヒット上映中!
監督:アンナ・ボーデン/ライアン・フレック
製作:ケヴィン・ファイギ
出演:ブリー・ラーソン、ジュード・ロウ、サミュエル・L・ジャクソン、クラーク・グレッグ
©Marvel Studios 2019
詳細はこちら