ジム・ジャームッシュ監督初となる大規模な特集上映が、7月2日(金)から22日(木)の3週間限定で、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイント、アップリンク吉祥寺の4館で開催される。1986年に日本で劇場公開された初期三部作『パーマネント・バケーション』、『ストレンジャー・ザン・パラダイス』、『ダウン・バイ・ロー』から35年の時を経て、ジャームッシュ監督の初期作から最新作まで豪華12作品が一挙スクリーンで公開! この度、初の大規模特集上映にあたり、ポスター&チラシビジュアルが新たに制作され、デザイナー大島依提亜氏から、制作秘話やジャームッシュ愛溢れる熱いメッセージも到着した。
ジム・ジャームッシュ監督作12作品のポスター&チラシビジュアルが一挙解禁!
本ポスターは『ストレンジャー・ザン・パラダイス』をベースに、上映作品12作品のタイトルを配置。チラシはなんと12作品分それぞれ違うデザインが施されている。デザイナーは、これまで『パターソン』『デッド・ドント・ダイ』などを手がけてきた、日本を代表するグラフィックデザイナー大島依提亜氏。1986年の初期三部作『パーマネント・バケーション』、『ストレンジャー・ザン・パラダイス』、『ダウン・バイ・ロー』の公開時のビジュアルに捧げたオマージュも見受けられる。
チラシは各劇場で上映するタイトルのみが設置される予定だ。都内ミニシアターを周り、12作品それぞれ違うデザインのチラシをゲットしよう! あの衝撃的な感動を再びスクリーンで味わえる2度とない貴重なチャンス。ぜひ、世界中の映画ファンが愛する名作の数々をスクリーンでぜひお見逃しなく!
大島依提亜氏コメント
思い返せば、映画沼にどっぷり浸かるきっかけ(その作品に衝撃を受けて一時は監督を志していたほど)となった敬愛するジム・ジャームッシュ。
今回、幸運にもその作品が一堂に会する祭典に携わることになり、本来ならばビジュアルを一つ作れば良いところ、せっかくなので、12作品それぞれを新たにデザインしたいと自ら提言してしまった(墓穴)。
こうして、個々の作品を改めて見つめ直してみれば、脱獄もの、西部劇、殺陣、ヴァンパイア奇譚、ゾンビホラー…といった、ジャームッシュ作品の中に色々なジャンル映画が内包されていて、このレトロスペクティブを通して、映画自体を包括できるような多様性がある(なのでとてもお得)。
それでいて、“ジャームッシュ映画”という他ない、一つのジャンルとしてのオリジナリティが全作品を貫いているのがまたすごい。
かつての自分がそうであったように、その後の人生を大きく左右してしまうほどのガツンとしたジャームッシュ作品との遭遇をぜひ若い人に。
<上映期間>
2021年7月2日(金)〜7月22日(木)
<上映劇場・各上映作品>
新宿武蔵野館:http://shinjuku.musashino-k.jp/
『ダウン・バイ・ロー』『デッドマン』『コーヒー&シガレッツ』『デッド・ドント・ダイ』
ヒューマントラストシネマ有楽町:https://ttcg.jp/human_yurakucho/
『ストレンジャー・ザン・パラダイス』『パターソン』
渋谷シネクイント:https://www.cinequinto.com/
★7月16日(金)〜7月22日はホワイトシネクイントで上映
『ミステリー・トレイン』『ゴースト・ドッグ』『ギミー・デンジャー』
アップリンク吉祥寺:https://joji.uplink.co.jp/
『パーマネント・バケーション』『ナイト・オン・ザ・プラネット』『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』