2025年4月、東京・新大久保に誕生したホテル etoe(エトエ)。本稿では、 “ふたりの距離が自然と縮まる”ことをテーマとする、サウナを備えたsauna suite、slow room(客室)、private saunaの3タイプの客室にフォーカスする。
“性”、“身体”、“関係性”といった繊細なテーマをコンセプトとしながら、宿泊者それぞれが“自分と誰か”の間にある距離や感覚を見つめ直す時間を提供することに焦点を当てたetoe。etoeは3タイプ全15室という構成ながら、それぞれの部屋はまったく異なるテーマと設計思想に。空間は、素材の選定、導線、光の入り方にいたるまで、だれもが本能的に“心地よい”と感じられるよう、柔らかな空気感を丁寧に設計。プライバシーと対話、身体性と静けさのバランスをとる空間づくりに挑んでいる。
サウナ付きの客室は、全5部屋を用意。“水のしたたり”の音から名づけられたtototo(トトト)は、 軽やかさと落ち着きが共存し、サウナ初心者にも好評。
sauna suite(サウナスイート) は、最も広く、開放的なサウナ付きスイート。浴室・バルコニー・ゆったりとしたベッドスペース付きで、滞在型サウナをじっくり堪能できる。
fuuu(フー)は、風のようにやさしく、体温と気持ちがふっとゆるむサウナ。ミストのようなやわらかい熱感が特徴だ。zabuun(ザブーン)は、水と揺らぎのリズムを感じる、透明感のある空間。深い水風呂とやわらかな照明で、心身が澄みわたる体験に。
とろけるような静けさと熱の纏いが心地よいtoron(トロン)は、 カーブの壁と暖色の光に包まれ、まどろむような感覚を楽しむことができる。
まずは、etoe公式サイトをチェックして、その世界観をチェックしてみよう。