990年代後半~2000年代前半生まれの「Z世代」の新鋭アーティストを特集する展覧会として、井上りか子・友沢こたお・林果林の3名によるグループ展<Z_01>が9月18日(土)~9月24日(金)に銀座 蔦屋書店アートウォール・ギャラリーにて開催されることに。

井上りか子、友沢こたお、林果林の3名によるグループ展<Z_01>が開催!

<Z_01>と題された本展では、映画のワンシーンやスナップ写真、SNSで収集した画像など多様なイメージを組み合わせながら痛みや悲しみ、愛情や許しを表現する井上りか子、スライム状の物質と有機的なモチーフを組み合わせた独特な人物画で本能的で根源的な感覚の質感を探求する友沢こたお、ユーモラスかつシニカルな観察的視点から人間や人間社会の潜在的な俗っぽさをシュールに描きだす林果林、計3名のアーティスト作品が展示。本展覧会を通して、特有の世代感覚がどのように作品に表現され、現代アートの潮流をどのように運んでいくのかを探求する内容に。Z世代の新鋭作家が集結した貴重な展示となっているので、まだ作品を見たことがないという人はぜひ足を運んでほしい。

怒りや愛、悲しみや絶望、憎しみと許しといった相反しながら混ざり合った感情は世界の様々な事象への興味と経験からくるものであり、特に多様な文脈においての、ある「救いようのなさ」を拾い上げている。それらを整頓し理解するためにでなく、その混沌をそのまま内に「湿った」状態で持ち続ける手段が作品であり、それらが何処かの誰かの、まだ会ったことさえない何かのための祈りの場、墓標になればいいと願う。

ー井上りか子

これらの絵の中には幻想はひとつも入っていない。この世界で実際に起きていることそのものが1番強い力を持っていると私は信じている。描き込むたびに増していくぬるみは理性ではうまく説明できない。それが私の存在そのものの痕跡である。スライムは安定することなく常に流動し続け、形を変えている。その切り取られた一瞬の前後に果てしなく広がる沈黙があり、その中に今我々が存在している現実の世界の虚しさやパワフルさが秘められているのではないか。

ー友沢こたお

私の絵の中のモチーフ、キャラクターたちは常に一定の感情しか持たず、多くを語りません。また私自身も、自身の作品に言語での解釈を表出させることはできません。それは私自身の問題ではありません。私は私の絵画でこの世界の人間の絶望に、静かに憎しみを持って反抗するしか、まだできません。

ー林果林

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井上りか子
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林果林
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友沢こたお

EVENT INFORMATION

Z_01

Z世代の新鋭アーティスト井上りか子、友沢こたお、林果林の3名によるグループ展<Z_01>が開催! art210909_z_01_1

2021年9月18日(土)~9月24日(金)

銀座 蔦屋書店アートウォール・ギャラリー

無料

主催:銀座 蔦屋書店

※今後の国・地方自治体から休業要請内容の変更等があった場合、それに準じて本展覧会の期間なども変更になる可能性がございます。変更がある場合は、銀座 蔦屋書店のHP、 公式SNSなどにてお知らせいたしますので、あらかじめご了承ください。

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