マーケット全体の美しさだけでなく、各ブースや屋台がレベルが高いことに驚く。日本で言う”屋台”とは雲泥の差がある。凝ったディスプレイにレイアウト、掲げるプレートのデザインやロゴ、スタッフの制服まで、とにかくオシャレ。日本の屋台もあれはあれで風情があって個人的には好きなのだけど、ドイツ人のクリスマスへのこだわりとセンスの良さは是非とも知って欲しい文化の1つである。
欧米でも同様であるが、欧州人にとって、クリスマスは家族と過ごすとても大切なモニュメントであり、そこからウィンターホリデーとなり、年始まで実家で過ごすのが風習である。そのため、街もマーケットもアドベントと呼ばれるクリスマス本番前の時期が一番盛り上がる。
昔、グリーティングカードに”Merry Christmas”と”Happy New Year”が両方書かれていることが不思議で仕方なかったけれど、これが本来のクリスマスであり、年末年始なのだと納得出来る。日本には沢山の伝統的な行事があり、それはとても厳かで、崇高なものであると思う。海外から流れてきた文化を無理矢理自国のものにアレンジして、お祭り化するのではなく、シャイな日本人だからこそ家族と向き合える大切な日として設定すれば良いのに。。と、白人の老夫婦が仲良く手を繋いで歩いていく姿を見ながら思ったこと。
Weihnachts Zauber Gendarmen Markt
Gendarmenmarkt,10115 Berlin
November 24 to December 31,2014
opening hours:11 am to 10 pm(dec. 24 11 am to 6 pm)
Admission 1€