その中でも”ベルリン一美しい”と言われているのが、Gendarmenmarkt/ジャンダルメンマルクトのクリスマスマーケットである。ドイツ大聖堂、フランス大聖堂、コンツェルトハウスの建築アンサンブルが見事で、クリスマスシーズンでなくとも1年中美しい広場である。敷地内には、巨大なツリー、特設ステージ、レストランやショップが立ち並び、日頃、豪華な宮殿に見慣れてしまっている欧州人でも感動する幻想的なライティングの世界が広がっている。

ドイツ各地のフードやドリンクの屋台がいくつも立ち並び、特設された室内エリアでは、小物や衣服、アクセサリー、おもちゃ、コスメ、工芸品などのブースが軒を連ねる。あまりの数の多さにどこから見ていいのか迷ってしまうほど。レストランも多数あり、グリュービアなどそこでしか飲めないドリンクやコース料理が食べられる本格的な店など、特設とは思えない凝った内装の店内で、寒さを凌ぎながらゆっくりと食事を堪能することが出来る。

次ページ:各ブースや屋台のレベルの高さに驚き