リスマスアルバムはビョークの『Gling Glo』と相場が決まっているアイスランド音楽好きの皆さんHalló! 先月参加した<IDELAND AIRWAVES>レポート第二弾「フェスで発見した地元民に愛されるアーティスト特集」と銘打って、今現地で愛されているアーティストを一挙ご紹介!

前回のフェスレポートでも期待のニューカマーOyamaを紹介したが、他にも様々なジャンルのイケてるアーティストが溢れ返っているのがここアイスランド! というわけで、①アイスランドらしい正統派、②寒くても踊れるバンド、③一見アイスランドらしくない(?)音楽、という3つの視点から、実際に現地でライブを観たり、アイスランド人に話を聞いたりする中で見つけたアーティストをご紹介していきマス!第一弾のフェスレポと合わせて読めば、今日からあなたもアイスランド通!

【この世界観こそアイスランド!正統派アイスランディックミュージック】

■Ólöf Arnalds

múmにも参加しており、ビョークとのデュエットでも話題になった女性シンガー。9月に発表された4枚目のオリジナルアルバム「Palme」は、アイスランドの名物レコードショップ12 Tónarを筆頭にどこのレコードショップでも最も押されていたうちの1枚。ニューカマーではないが、確実に押さえておきたいアイスランディックアーティストの一人。

■Ylja

2人の女性の声の重なりが特徴的なフォークバンドYlja。アイスランドの壮大な景色が浮かぶような美しいメロディと個性的なボーカルの声(アイスランド語の発音も)がクセになってしまう不思議な音楽。2013年にはアイスランドミュージックアワードの最優秀新人にもノミネートされており、今後さらに注目を集めること間違いなし。

■Kaleo

2012年のエアウェイブスを期に活動をスタートさせた4人組バンドKaleo。激しいロックやブルースの曲があるかと思えば、ゆったりとしたフォーク調の曲まで、幅広い音楽を楽しませてくれる若手バンド。昨今のフォークブームのど真ん中を行くような楽曲が多く、今後どういう方向に進んで行くのか楽しみなバンド。

■Hermigervill

電子音楽家が個性的なのもアイスランド音楽の醍醐味。そんな中で昨今の北欧ディスコの流れをしっかりと汲み取りながら、アイスランド独特の進化を聴かせてくれるのが、地元レイキャヴィークの若手の雄Hermigervill。自身のレーベルからリリースされた3枚のアルバム音源はもちろん、アイスランドを感じさせてくれるアートワークやMVも合わせて楽しんで欲しい。

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