<グラミー賞>の次はやっぱり<アカデミー賞>。エンターテインメントの世界に待ったナシ!!

こQeticでも数回にわたる特集を組み、大盛況の内に幕を閉じた音楽の祭典<第56回グラミー賞>。きっと買い逃し&聴き逃しアーティストのチェックで大忙しの読者も多いのではないかと思われるが、エンターテインメントの世界に待ったナシ。いよいよ映画ファン必見のビッグ・イベント、<第86回アカデミー賞>が開催されるのだ。

<アカデミー賞>は、言うまでもなく映画界最高の栄誉であり、その受賞結果が世界各国のマーケットに及ぼす影響力は並大抵のものではない。事実、<アカデミー賞>の結果しだいで週末に観る映画をスケジューリングするカップルもいるだろうし、ノミネート作品を制覇するようなシネフィルにとっては、ああだこうだと予想・論争するのも毎年の楽しみのひとつだろう。本年度は3月2日(日本時間3日)、お馴染み米ハリウッドのドルビー・シアターにて、アメリカ人コメディアン/女優のエレン・デジェネレスを司会に迎えて開催。彼女は07年以来2度目となる司会抜擢であり、過去には<グラミー賞>や<エミー賞>のホストでも大活躍、その明るく楽しいキャラクターで会場を盛り上げてくれることは間違いない。

かつてなく大混戦で、予想が難しいとも言われる<第86回アカデミー賞>のノミネーションではあるが、Qeticではまず主要部門の「作品賞」にフォーカス。全9作品のノミネートを勝手に3つのカテゴリーに分類し、それぞれから本命をピックアップするという、これまた独断と偏見MAXな大予想をぶちかましてみることにした。

■これぞアメリカン・ドリーム!?オトコの野心とロマンが渦巻く「サクセス」系

『アメリカン・ハッスル』

『ウルフ・オブ・ウォールストリート』

『ダラス・バイヤーズクラブ』

天才詐欺師が一世一代の大博打に出る『アメリカン・ハッスル』、若くしてウォール街の頂点に駆け上がった男の実録を元にした『ウルフ・オブ・ウォールストリート』、そして余命いくばくも無いロデオカウボーイが闇の組織を設立する『ダラス・バイヤーズクラブ』。この3本の命運は、誰が取ってもおかしくない主演男優賞の結果とイコールになる可能性もあるが、共通点はメラメラと燃えたぎる野心と、メイクマネー/メイクラヴに邁進するオトコ(時にオンナも)のロマンだろうか。いずれも70年〜80年代のアメリカを舞台にしており、古きよき時代を匂わせる音楽のセレクトもシブい。

前者2本を鑑賞済みの筆者としては、約3時間もの長尺を一秒たりとも飽きさせずに突っ走った『ウルフ〜』をプッシュしたいところだが、その『ウルフ〜』でわずか数十分の出番ながらキョーレツな印象を残したマシュー・マコノヒー兄さんが主演を務める『ダラス〜』の底力も未知数(日本公開は2月22日〜)。また、前作に続いて最多の10部門ノミネートを記録したデヴィッド・O・ラッセル監督の『アメリカン〜』は、オスカー俳優による夢の競演(デ・ニーロ爺のインパクトも凄い!)で<全米映画俳優組合賞>のキャスト賞を獲得していることも追い風になりそうだ。冗談抜きにクリスチャン・ベール級の博打だが、ここはレオ様悲願の主演男優賞とのW受賞に期待して、やはり『ウルフ・オブ・ウォールストリート』に賭けましょう!

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 <アカデミー賞>をリアルタイムで観るには?