優ウォーレン・オーツ『ガルシアの首』×鬼才モンテ・ヘルマン『断絶』闇に葬られた幻の傑作『コックファイター』が、製作39年目にして35mmニュープリントで1月19日(土)より、渋谷シアター・イメージフォーラムにて4週間限定公開される!! スクリーンに叩きつけられた負け犬たちの意地が、今ここを荒野へと変える! 
 
原作・脚本は、ジム・トンプスン、デイヴィッド・グーディス、ライオネル・ホワイトらと並んでカルト的な人気を誇る、奇妙な味わいのクライム・ノヴェルを得意としたパルプ作家チャールズ・ウィルフォード。低予算映画の帝王ロジャー・コーマンが、“闘鶏” という斬新なテーマに観客が飛びつき大ヒットするものと確信して製作したのが本作。

『断絶』(71年)の興行が惨敗に終わり、ハリウッドから干されていたモンテ・ヘルマン監督に、復活のチャンスを与えたのだった。その結果、映画で描かれることはめったにない闘鶏の世界を背景とし、ヘルマンの盟友ウォーレン・オーツ演じる一風変わった男を主人公とする、他に類を見ないロードムービーができあがったが、結果はまたもや興行的大惨敗。本作は、コーマン製作作品でたった2 本しかない赤字作品のうちの1本となってしまった。

そして、自作の興行的失敗が続いたヘルマンは、この後ついにヨーロッパでの映画製作を余儀なくされることになる。だが完成作は、ジョナサン・ローゼンバウムやトム・ミルンなど一部のうるさ型批評家から賞賛された。そんな超異色作が、日本で公開されるわけもなく、長らくファンの間で伝説として語られるだけになっていた・・・。
 
やっと日本公開されることとなった本作は、後にも先にも本作にしかない、ラストシーンの凄絶な愛の表現には、ヘルマン映画特有のテーマ──男女間の(ディス)コミュニケーション──がにじみ出て、観る者に複雑な感慨をもたらすことだろう。製作から39年。ウォーレン・オーツの怒りと悲しみと痛みを湛えた曖昧な微笑みとともに、呪われた映画がついに日本初公開!!!!! 

コックファイター

2013年1月19日(土)より、渋谷シアター・イメージフォーラムにて4週間限定公開! 後、全国順次公開

監督:モンテ・ヘルマン
製作:ロジャー・コーマン
原作・脚本:チャールズ・ウィルフォード
撮影:ネストール・アルメンドロス
編集:ルイス・ティーグ
音楽:マイケル・フランクス
出演:ウォーレン・オーツ、ハリー・ディーン・スタントン、ローリー・バード、トロイ・ドナヒュー、リチャード・B・シュル、エド・ベグリー・Jr、スティーヴ・レイルズバック/スチル:ローリー・バード
1974 年/アメリカ映画/原題:COCKFIGHTER / 84 分/ヴィスタサイズ/ 35mm /カラー
提供:キングレコード 配給:boid 宣伝:VALERIA