『IT/イット』の巨匠スティーヴン・キングが、2013年に発表した小説を基に、ユアン・マクレガーが幼い頃壮絶な惨劇を生き延び、大人になったダニーを演じる『ドクター・スリープ』が11月29日(金)日本公開となる。映画本格デビューにして大役に大抜擢された、新星カイリー・カランの特別インタビューが到着! 半年ものオーディションで抜擢された喜び、貴重な経験となった撮影秘話を語った。
『ドクター・スリープ』の撮影秘話を天才子役が語る!
巨匠スティーヴン・キング原作の映画化作品では、『スタンド・バイ・ミー』のリヴァー・フェニックスや『IT』のジェイデン・リハーバーをはじめとする子役が、出演をきっかけにその後大ブレイクを果たしている。『ドクター・スリープ』でも映画本格デビューにして大役に大抜擢された新星が生まれた。
カイリーは2005年生まれの13歳。これまで映画作品としては『I Can I Will I Did』(日本未公開)に出演経験があったが、『ドクター・スリープ』で大抜擢され本格デビューを果たした。「今作は初めての大きな役。ホラーはやったことがなかったし、それもエキサイティングだった」と、オファーを受けた時の率直な感想を語る。
オーディションは半年もかかったといい「演技コーチに相談して、キャラクターの分析をした。どの映画のオーディションなのか明かされていなかったから、できるかぎりの範囲でやって、演技の映像を送ったわ。実を言うとあまり自信がなかったけど、呼び出しがきたのよ」と、まさかそのオーディションが傑作『シャイニング』の40年後を描く作品のオーディションだったとは思いもよらなかったと明かす。
抜擢を受け、脚本を読んだ際には「読んでいるだけでも怖かった。とってもクールだと思った」といい、初の大役に思い悩むこともあったのだとか。「体がピクピクするくらい緊張したわ。だけど撮影前の1週間で、ユアンや監督と話し合いをして心を落ち着かせることができたの」と、ダニー役のユアン・マクレガーと監督など周りの支えもあったと述懐する。
役者として大先輩であるユアンとの共演は「彼はダニーと全然違う人だから、『彼がこんな人をやるなんてクレイジー』と思った(笑)。私たちはどちらも自分が演じるキャラクターをよくわかっていたから、シーンをやるのは難しくなかったわ」と共演できたことを喜んだ。
実際の撮影中最も難しかったことは「グリーンスクリーンね。想像力を働かせないといけないから」と振り返るが、“特別な力(シャイニング)”を持つ特殊な役柄を演じることに抵抗はなかったという。「彼女には共感できるところがあったし、キャラクターに入り込んだら、状況がリアルに感じられるのよ。(恐怖を感じるシーンでは)私は本当に怖いと感じ、泣くことができた」と、その出来に自信をのぞかせている。
「これまでにない経験だったわ。でも、私はチャレンジが好きなの。新しいことに立ち向かう時、より一生懸命に、実力をさらに上回ることができるの」と、自身のキャリアとしても大きな経験だったと、今後の活躍を期待できるコメントで締めくくった。
ホラー映画歴代興収No.1『IT/イット』の原作者、スティーヴン・キングが次に仕掛ける“最大の謎”ー。歴史的最高傑作『シャイニング』から40年、少年ダニーが再び“呪われたホテル”に戻る。237号室、バスタブの中の老婆、双子の姉妹、そして血のエレベーター……、すべての謎が、ついに明らかになる。スティーヴン・キングが仕掛ける“最大の謎”『ドクター・スリープ』は、11月29日全国ロードショー。
映画『ドクター・スリープ』US版メイン予告【HD】2019年11月29日(金)公開
INFORMATION
ドクター・スリープ
11月29日(金)全国ロードショー
原作:スティーヴン・キング『ドクター・スリープ』(文春文庫刊)
監督&脚本:マイク・フラナガン
キャスト:ユアン・マクレガー(『スター・ウォーズ』シリーズ)レベッカ・ファーガソン(『ミッション:インポッシブル』シリーズ、『グレイテスト・ショーマン』) カイリー・カラン
配給:ワーナー・ブラザーズ・ジャパン
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