『牡蠣工場』

2月20日よりシアター・イメージフォーラムにてロードショー

台本やナレーション、BGM等を排した、自ら「観察映画」と呼ぶドキュメンタリーの方法を提唱・実践する、唯一無二の日本人ドキュメンタリー映画監督、想田和弘。日本にいる私たちが見えていない(はたまた、意図的に見ようとしていないか。)日常を、彼は静かに、でも確実に映し出す。今回の舞台は「牡蠣工場」。昨今、若者の牡蠣の消費も増えているが、生産者の現場は、こんな現実をつきつけられている。

監督:想田和弘
主演:

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『もしも建物が話せたら』

2月20日より渋谷アップリンクほかにてロードショー

ヴィム・ヴェンダースが製作総指揮についた今作は、6人の監督が、それぞれの建物に愛情をもって言葉を足した。建物が話す内容はとても謙虚で紳士的。大きな建物たちは、まるで私たちを遠くから見守っているような、大きな愛で包んでくれているような、心地よさを感じさせてくれる。語ることを急がない、時間を大事に描かれた作品。建築好きでなくても、建物の美しさに心奪われるはず。

監督:複数の監督
主演:

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『SHERLOCK シャーロック 忌まわしき花嫁』

2月19日より全国ロードショー

大人気海外ドラマ『シャーロック』の特別編。本国イギリスではテレビで放映された特別版を、日本では劇場公開する形となった。根強い人気のカンバーバッチが世界一有名な探偵、シャーロック・ホームズを演じる。シャーロック・ホームズ言えば、相棒ワトソンとの関係性や、ホームズ自身のキャラクタの描かれ方が、作品によって異なるのが面白みの1つであろう。今回、映画館だけで見られる特別映像も流れるそう。今作のドラマを未見な人でも、十分に楽しめる作品であろう。

監督:ダグラス・マッキノン
主演:ベネディクト・カンバーバッチ

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それでは今週も映画三昧!

text by Rina Kawarai