『シング・ストリート 未来へのうた』

7月9日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー

定期的スパンで、定評ある作品を世に生み出している監督はこの人、ジョン・カーニー。音楽を絡めた物語を描くことから、音楽ファン、並びに恋愛・青春映画好き、さらにはサブカル人間らをも、みんなひっくるめて彼の作品の虜にさせてしまうのだから、すごい。今作も例に漏れず、注目度は高く、前評判も非常に良い。そして、80年代を彩る音楽やファッションが今作の一番の魅力。ダブリンという田舎からロンドンを夢見て成長する主人公たちが、眩しく愛おしい。自分がかっこ良いと思っているものを、がむしゃらに突き通す、その若さと潔さが誰もの心を動かすに違いない。

監督:ジョン・カーニー
出演:フェルディア・ウォルシュ=ピーロ

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『フィレンツェ、メディチ家の至宝 ウフィツィ美術館3D・4K』

7月9日(土)よりシネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー
映像美売りの作品が多い今週。今作は、美術館を最新のカメラで巡るドキュメンタリー。近頃、こんな作品たちが人気なような。『美の巨人たち』の長尺版だと考えると、休日にはぴったりな作品ではないのだろうか。もちろん、実際に足を運んで観賞するのが1番ではあるとは思うが、作品を隠すような人混みもなく、ガイドもきっちりある。回りきれない大きな美術館を効率良く説明してくれる。しかも高画質。立体。文句はないだろう。『ヴァチカン美術館4K3D 天国への入口』の製作スタッフによる、再びの美への誘い。じっくりと“アート”を楽しむ絶好の機会では。

監督:ルカ・ビオット
主演:サイモン・メレルズ

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『KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV』

7月9日(土)より全国ロードショー

エフエフっ子が無視はできない、この映画。(どうも世の中には『ファイナルファンタジー』を「エフエフ」か「ファイファン」と略す者とで分かれるらしいが、自分は前者なので記述は以上の通り。)『ファイナルファンタジー Ⅶ』、『ファイナルファンタジー Ⅹ』の衝撃を経て、ついに『ファイナルファンタジー』シリーズもⅩⅤを迎えることとなった。声優陣が毎度豪華で感心しているが、今回はメインキャストに、綾野剛と忽那汐里。予告編を聞く限りだが、綾野剛、かなり良い声色であるような……、これには期待。そして、言うまでもないが、今作の魅力は映像美。新作が発表される度に、CG技術には感動と同じぐらいに驚きがある。ちなみにゲームが発売されるのは9月! 首を長くして待とう! 

監督:野末武志
主演:綾野剛

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毎週金曜お送りしている、「アナタに送るオススメ映画」
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それでは今週も映画三昧!

text by Mara