世界で大ヒットし、アカデミー賞最多9部門ノミネート、最多4部門受賞の『グランド・ブダペスト・ホテル』(14)の製作陣が再結集するウェス・アンダーソン(Wes Anderson)監督の最新作、映画『犬ヶ島』が第68回ベルリン国際映画祭にて銀熊賞(監督賞)を受賞した。

ベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)受賞!

カンヌ、ベネチアと並ぶ世界三大映画祭のひとつとして数えられるベルリン国際映画祭。この盛大な祭典のオープニング作品、そしてコンペティション作品として当初より注目を浴びていた『犬ヶ島』は、現地でのマスコミ試写も2館で行われ、朝早くから長蛇の列ができる満員御礼状態、上映後の批評家の採点でも高得点を記録し、この度の銀熊賞(監督賞)の受賞につながったようだ。

監督に代わって受賞したビル・マーレイは、有名なジョン・F・ケネディの演説「私はベルリン市民である」をもじり、「私はベルリン犬です」「俳優として犬を演じ、熊を連れて帰ることになるとは思ってもみませんでした。」と語った。

ウェス・アンダーソン監督独特の世界の中で、細部に至るまでリアルに作り込まれたユニークで愛くるしい犬たちが少年と共に力を併せて奮闘するこの物語には、日本映画への愛もいたるところに感じらる。ベルリンの映画ファンのみならず、世界中のジャーナリストたちをも唸らせ、拍手喝さいを浴びた。

また、本作は、単に日本を舞台としているだけではなく、天才監督、ウェス・アンダーソン監督の視点を通じた日本のカルチャーを世界へ発信する一大プロジェクト『犬ヶ島』としてベルリン映画祭を皮切りに、世界中に発信され早くも話題を呼んでいる。

映画『犬ヶ島』は2018年5月より全国公開となる。

犬ヶ島

2018年5月全国公開!!!

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