先日<ヴェネツィア国際映画祭>でプレミア上映され、8分間ものスタンディングオベーションで絶賛されたDCコミック原作の映画『ジョーカー』。本作を監督したトッド・フィリップスがインタビューに応じ、主役であるジョーカーが登場するDCコミック『バットマン』の映画について言及したことが話題となっている。

トッド・フィリップス「絶対にありえない」

先日行われた<トロント国際映画祭>に出席した際、インタビューに応えたフィリップスは、「トワイライト」シリーズで人気を集めた俳優ロバート・パティンソンが主役であるバットマン役を務めることが先日判明した『バットマン』の新作映画について、フィリップス自身が監督した『ジョーカー』と今後交わる可能性があるかと問われると、「ないよ。絶対にありえない」と即答している。

一方で、「今後もたくさんのジョーカーが現れるはずだ」と話している。「おかしなことだけど、アメリカではコミックブックがシェイクスピアみたいなものなんだよ。たくさんのバージョンの『ハムレット』ができるようにね」

ホアキン・フェニックス「僕のキャリアで最も素晴らしい経験のひとつ」

また主役であるジョーカーを演じたホアキン・フェニックスは『ジョーカー』について「僕のキャリアで最も素晴らしい経験のひとつ」と絶賛しており、フィリップスとの作品づくりを堪能したことを明かしている。「正直にいうと、初めは簡単に決断できなかったんだ。何にもわからなかったんだよ。でも、僕を惹きつける何かがそこにあった。一緒に製作するうちに、どんどん進化していったんだ。ただ参加しているというよりも、もっと違う何かになり始めていた」と当時を述懐している。

これまでに実写化されてきたDCコミック映画とはまったく異質な作品を作り上げたふたり。各メディアからは、公開前からすでにアカデミー賞受賞の声も後を絶たない。そんな期待感も感じられる本作は10月4日(金)全国ロードショー。映画ファンなら見逃す手はないはず!

映画「ジョーカー」本予告【HD】2019年10月4日(金)公開