ダークナイト』シリーズ、『インセプション』、『インターステラー』、『ダンケルク』など、観客を虜にする作品を量産し続けている監督クリストファー・ノーランによる最新作『TENET テネット』の最新予告編が公開され、話題となっている。

クリストファー・ノーラン『TENET テネット』の最新予告編が解禁!

本作はアカデミー賞ノミネート作『ブラック・クランズマン』で映画単独初主演を果たしたジョン・デビィッド・ワシントンを主演に迎えた作品で、2021年公開予定の『The Batman(原題)』で新バットマンに決定したロバート・パティンソンが脇を固める超期待作だ。今回公開された予告編では、ストーリーの一部や本作のタイトルでもある『TENET テネット』という言葉の意味も少し理解できる内容となっている。

TENET – NEW TRAILER

ワシントン演じる主人公に「私が君に教えられるのはこの言葉だけ。“TENET”だ」と発するシーンから映像がスタート。「これは正しい道へのドアを開く言葉だ。ただ悪い方向につながる言葉でもある」と説明された主人公は、第三次世界大戦を防ぐためのミッションに従事しているようだ。ある実験室に連れてこられた主人公が、並べられた何かの部品に手をかざすと、吸い寄せられるように部品が浮き上がる場面も。どうやらこの力が“TENET”と呼ばれるものに関係しているのかも…….?

映像には『ダークナイト』シリーズでも活躍したマイケル・ケインや、悪役と思しきケネス・ブラナーの姿も。ケイン演じる男が主人公に向けて「あるロシア人に興味があると思って君を呼んだ」と語ると、ブラナー演じるなにやら怪しげな男が映し出される。主人公とブラナー演じる男との関係性にも注目したい。

さらに射撃場でトレーニングする場面では驚きの瞬間も。主人公がターゲットに向かって撃つ直前、まるで時が戻っているかのように、撃った後の弾丸が構えている銃に吸い込まれていくのだ。パティンソン演じる主人公の相棒と思われる人物に「それはタイムトラベルか?」と聞かれると、「いや、“反転”するんだ」と答える主人公。一体何が起きているのだろうか?

またノーラン監督お得意の迫力あるアクションシーンも健在。そんな中でも時間が反転しているように、落ちている銃が手元に吸い寄せられたり、横転していたはずの車がひっくり返って元どおりに走り出す場面が。これが“TENET”なのだろうか? 「時の流れが逆行しているのは、俺たちが今ここにいるということじゃなくて、まだ何も起きてないということだとしたら?」と問いかける主人公が意味することとは……?

今年7月17日(金)の全米公開を予定している本作。世界中の期待を背負う作品だけに、公開が待ち遠しい!

“TENET”に込められた意味とは?クリストファー・ノーラン監督最新作『TENET テネット』の最新予告編が解禁! film200522_tenet_main
Photo via Warner Bros. Pictures(YouTube)