江戸川乱歩賞を受賞しデビュー、その後も数々の賞に輝くミステリー界の旗手・薬丸岳が2013年に発表し、神戸児童連続殺傷事件を彷彿とさせ話題を呼んだ『友罪』(集英社文庫刊)の映画化。『64-ロクヨンー前編/後編』(2016)での大ヒットも記憶に新しい瀬々敬久監督待望の最新作『友罪』(ゆうざい)がギャガ配給にて2018年5月25日(金)より全国公開。今回、新場面写真&特別映像が公開された。

『友罪』新場面写真&特別映像公開!

ある町工場で働き始めた、元週刊誌ジャーナリストの益田(生田斗真)と、他人との交流を頑なに避ける鈴木(瑛太)。共通点は何も無かった二人だが、同じ寮で暮らすうちに少しずつ友情を育ててゆく。そんな折、彼らが住む町の近くで児童殺人事件が起こり、世間では17年前に日本中を震撼させた凶悪事件との類似性が指摘される。当時14歳だった犯人の少年Aはすでに出所しており、その後の行方を知る者は少ない。果たして今回の事件も彼の犯行なのか……。驚きと疑問に突き動かされ、ネットに拡散していた少年Aの写真を見た益田は愕然とする。そこにはまだ幼さの残る鈴木が写っていた。

「心を許した友が、かつての凶悪事件の犯人だったら……。」解禁された場面写真では、そんな答えのない極限の友情にもがき苦しむ益田(生田斗真)に、優しく手をかけ静かに微笑む鈴木(瑛太)の姿が映し出される。元ジャーナリストとしてではなく、親友として、そして同じく心に罪を抱えた者として、鈴木の気持ちが知りたいと願っていた矢先、ある些細なきっかけで不本意ながら鈴木の存在を蔑ろにしてしまう益田。俯き、涙を浮かべ「ごめん…。」と謝る益田に、鈴木は何も語らずそっと肩に手をかける。二人が醸し出す空気感から、単なる友人関係を超えた二人だけの深層に潜む、甚だしくも純粋な友情が垣間見える一枚だ。

極限の友情に苦しむ生田斗真に疑惑の“元少年A”瑛太が微笑む。映画『友罪』新場面写真公開! film180411_yuzai_01-1200x800

劇場ロビー用特別映像公開、真剣な表情で撮影に挑む生田斗真と瑛太の姿

写真と併せて解禁された、劇場ロビー用特別映像に収録されたメイキング映像では、瀬々監督とともに真剣な表情で撮影に挑む生田斗真と瑛太の姿が捉えられているが、生田は緊張感漂うシーンの撮影中、益田が抱える様々な葛藤に共鳴し、自然と涙が止まらないこともあったという。「益田という人物も、友人の鈴木と同様に過去の罪を背負って生きている。一筋縄ではいかないキャラクターだったと思います。」続く瑛太も、「罪を背負いながらも、償うということが分からない人間でも映画の2時間位の中で変化していく。それは、自分の中で作っていきたいと思いながらやっていた」と振り返り、主演の2人が本作に懸ける想いの強さが感じられる。

30代を迎え、俳優としての新たなステージへ覚悟を持って挑み続ける、生田斗真と瑛太だからこそ作り出せた“血の通った”2人のキャラクターは、日本映画史に残る圧倒的なリアリティ!“友情”の本質を想起させる本作には、各界から感嘆の声が続出している。

『友罪』スペシャルムービー

「直観的な瑛太さんに対して、生田さんはテストから本番へ役を仕上げていく。そういう、ある意味存在として真逆な2人が化学反応を起こしている瞬間を、現場では何度も見ることができ、それは良い時間でした。」と、充実した撮影当時を振り返る瀬々監督。

そんな監督の想いに共鳴した生田と瑛太をはじめ、全キャストが“本気”でぶつかり合う魂の競演作『友罪』は、5月25日(金)より全国ロードショー!

EVENT INFORMATIO

2018年5月25日(金) 全国ロードショー!

監督・脚本:瀬々敬久 (『64-ロクヨンー前編/後編』) 原作:「友罪」薬丸岳(集英社文庫刊)
出演:生田斗真 瑛太 夏帆 山本美月 富田靖子 佐藤浩市
配給:ギャガ 
(c)薬丸 岳/集英社 (c)2018映画「友罪」製作委員会
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