plan01_recruit_20181113a

段のフルバンドセットとは異なる、ギターと鍵盤、歌だけで構成されたシンプルでミニマルなライブ。昨年リリースされた4thアルバム『archeologic』のリリース以降、通常のフルバンドセットのライブと同時に、delofamiliaが本格的に取り組んできたトリオ編成のアコースティックライブは、naotohiroyama(ORANGE RANGEリーダー・ギター)とRie fuにとって表現の幅を広げる機会となっている。

きっかけは、3rdアルバム『Spaces in Queue』のリリース時に行ったインストアライブだった。結成当初のdelofamiliaは、naotohiroyamaによるソロプロジェクトとして始動。やがてRie fuの加入により、二人を中心としたバンドへと形態をシフトした。バンドというとライブハウス特有の地下や薄暗い空間での演奏イメージがあるかもしれないが、彼らがアコースティックツアーの演奏場所にピックアップしているのは、カフェやバーが中心だ。飲食と距離の近い有機的な場所でライブを行うようになってから、delofamiliaはバンドというよりも、柔軟なユニットとしての側面が大きくなってきた。場所に導かれて、表現そのものが温かい質感を纏ってきたようにも感じるのだ。

そんなフットワークの軽さが板についてからリリースされる5thアルバム『Carry On Your Youth』(2014年6月11日[水]リリース)は、現在進行形のdelofamiliaを感じる一枚だ。ダブ、エレクトロニカなどの多彩でコンテンポラリーなビート感と、オルタナ、グランジ、UKロックから影響を受けたダイレクトなメロディー。その上を歌心あふれるRie fuのヴォーカルが渾然一体となって鳴り響く。生音とデジタルを彼らなりのさじ加減で融合させた独自のサウンドは、delofamilia流オルタナティブミュージック。トリオ編成とフルバンド、それぞれの編成で培ってきた経験について、Rie fuとNAOTOについて聞いてみた。

またインタビューは、アルバムタイトルのキーワードにあたる「youth」を手がかりに、二人の若かりし頃と現在との比較が窺える内容となっている。彼らが評価されるクリエイティビティはもちろんのことだが、パーソナリティにも注目していただきたい。

delofamilia – “Roll”

次ページ:【インタビュー】delofamilia

Published on

Last modified on