plan01_recruit_20170927b

PR Presented by U/M/A/A

<RAINBOW 2000>や<METAMORPHOSE>、<FUJI ROCK FESTIVAL(フジロック)>といった野外フェスの常連として知られる屈指のダンス・アクト、DUB SQUAD(ダブスクワッド)が16年ぶりとなるオリジナル・アルバム『MIRAGE(ミラージュ)』を発表。新曲5曲が収録されたDisc 1と、System7、砂原良徳、空間現代、DUB-Russell、ZANIOによる新曲のリミックスが収録されたDisc 2の2枚組でのリリース。メンバーの中西宏司、山本太郎、益子樹にインタビューを行った。

益子「DUB SQUADは最悪ひとり音がなっていなくてもなんとかなるんです(笑)。」

——新作を作るにあたり、制作方法や環境的な部分での変化はありましたか?

益子 それがまったくないんです。僕たちは制作にコンピューターを使用しないですしね。もちろんレコーダーとしてプロツールスを使ったりはしますけれど、ソフトウェア・シーケンサーで曲の骨組みを作るとか、そういうことをまったくやらない。昔からそうですね。当時のコンピューターはいまみたいな優秀なスペックじゃなかったし、持ち運びも容易じゃなかったですしね。まず立ち上がりが遅かったり、何をするにせよコンピューターの処理を待たなきゃいけなかったり、逆にストレスを感じてしまうから使えなかったんですよね。そうやってスタートしているから、いまだになくても問題ないですね。もうひとつ、ハードウエアのシーケンサーとかサンプラーってそれ単体で完結できるじゃないですか。DUB SQUADはそれぞれがそれぞれの機材を持っていて同期させているんですけど、PCが中心にあるとそれに支配されてしまう。PCが止まったらおしまいっていう。そういう意味では、DUB SQUADは最悪ひとり音がなっていなくてもなんとかなるんです(笑)。

中西 そうやってやると微妙なズレが生まれることもあって、それが面白かったりするんですよね。一拍ズレていたりするのが、いい味になったりさ。

山本 それは頭を間違ってしまった時でしょ(笑)。

中西 まあ(笑)。そういう複数でやることで生まれるハプニングのようなものを楽しんでいるところもありますね。3人でやる意味合いはそこにもある。

Dub Squad / Exopon – official

——制作方法は昔から変わっていないとおっしゃいますが、新しいアルバムはやっぱり音がとてもいいというか、非常にクリアになった印象を受けました。それはどういうことなのでしょうか?

益子 それについては、レコーディングのツールの性能が向上しているからだと思います。ファーストの頃なんてDAT一発録りとかカセットMTRでやっていたわけだし、セカンドでデジタルのマルチトラック・レコーダーになって、サードもハードディスク・レコーダーだったかな。

山本 ハードディスク・レコーダーといっても、いまみたいなやつじゃないですよ。コンピューターじゃないハードディスク・レコーダーですから。いまの人は画面で波形を見ながら編集をおこなっていると思うけど、昔のハードディスク・レコーダーの表示ってドットの粗い電卓みたいな感じですからね。当然、波形なんてわからないんですよ。結局耳で聴いて繋ぐしかなかった。

益子 いまはオーディオを取り込んで、エディットして切り貼りをして作る人も多いと思うんだけど、僕たちは(プロツールスを)そういう使い方はしなくて、純粋にレコーダーでしかないというか。録ってからそれをPCで編集するってことは98パーセントくらいないですね。あとはミックスするために使う。そのためのツールでしかない。逆に言えば、レコーディングとミックスするツールは変わっているので、何か変化があるとしたら、そのあたりが要因になっているんじゃないかと思います。それが今っぽい音になっているということなのかな。

——使用しているハード(機材)もあまり変わっていないですか?

益子 まったく変わっていないわけではないですが、基本は変わってないですね。ドラムはMPCでしょ。あとベースがSH-101でしょ。太郎ちゃん(山本)のサンプラーは変わったか?

山本 いや、でもそれも『Versus』の頃から変わってないかな。全部10年以上使っている機材だよね。

中西 今どきじゃないというか、ある意味、効率の悪い作り方をしているけれど、それで得られるものもあるんですよね。

益子 まあ、セッティングとかバラしには時間がかかるよね(笑)。でもそこは苦労だと思ってないからいいけどね。

——DUB SQUADのサウンドは中毒性があるというか、出音が非常に快楽的だと思います。音色を構築するうえで意識していることなどはありますか?

益子 そこはすごくシンプルで、音が太いとか、アナログ的な音色とか、そういうことはどうでもよくて、単純に気持ちいい音であればいいと思っています。自分たちの耳というか、感覚で、なんかしっくりこない、気持ちよくない音であれば、多少はEQなんかで調整しますけど、音色自体を差し替えちゃいますね。たしかに音って耳で知覚するものだけど、自分としてはもっと複合的な感覚で、むしろ体感するものだから、スピーカーで大きな音で聴いて気持ち良い音がしなきゃダメっていう感覚はずっとありますね。

——最後になりますが、今後の活動はどんな感じでしょうか? やはり早く新曲をライブで聴いてみたいです。野外フェスなどぜひ出演していただきたいですね。

スタッフ フェスに出たいですよね。お誘いも随時受けつけております!

益子 いっぱい出演したいね。僕らが出たいのももちろんですが、僕たちが出ることで楽しくなるかも!と思ってくれるオーガナイザーさんはぜひ誘ってくださいという感じです!

【インタビュー】フジロック等数々のフェスで伝説的なステージを披露。DUB SQUAD、16年ぶりの新作とこれまでの歩み interview170526_dubsquad6
1999年、<RAINBOW 2000>/白山、石川

EVENT INFORMATION

DSQ presents<MIRAGE Release Party>

2017.06.11(日)
OPEN 18:00
恵比寿BATICA
¥2,500(+1ドリンク)
DUB SQUAD/ZANIO/Funwari-chan and more…

詳細はこちら

RELEASE INFORMATION

『MIRAGE』

【インタビュー】フジロック等数々のフェスで伝説的なステージを披露。DUB SQUAD、16年ぶりの新作とこれまでの歩み interview170526_dubsquad3

2017.05.24(水)
DUB SQUAD
¥3,240(+tax)
UMA-1093


詳細はこちら
plan02_recruit_20170927b
加藤直宏

加藤直宏

編集者/ライター

岩手県盛岡市(旧・都南村)出身。1976年生まれ。1990年代末、大学在学中に雑誌『ele-king』の編集部に在籍し、編集者/ライターとしてのキャリアをスタートさせる。『ele-king』休刊の後、雑誌『remix』の編集部、音楽配信サイトのエディターを経て、フリーに転身し、さまざまな音楽メディアに寄稿、編集者として関わる。現在は音楽関係の会社に勤務しながら、執筆活動もおこなっている。

Qeticの最新情報をチェック!

友だち追加数