2004年、“Take Me Out=ここから出して!”と歌い、本当に世界中を駆け巡ってしまったスコットランドはグラスゴーのバンド、フランツ・フェルディナンド。あれから10年近くが経ち、今なお世界中を熱狂し続けている彼らがこの度、約4年ぶりのアルバム『ライト・ソーツ、ライト・ワーズ、ライト・アクション(Right thoughts, Right words, Right action)』をリリースする。

アルバムのタイトルの意味は、直訳すると「正しい考え、正しい言葉、正しい行動」。今までの作品のタイトル、「You Could Have It Better=もっと上手くできるのに!」、「Tonight=今夜」等と比べると、妙に冷静でどこか哲学的である。このタイトルの一例をはじめ、今作はこれまでとは違ったアプローチをしている。

もちろんあの“シンプルで踊れる”サウンドは健在だが、これまで以上に実験的なサウンドが随所に散りばめられ、音色のバリエーションもグンと豊富になっているのだ。ホット・チップのアレキシス・テイラーとジョー・ゴダードが同作の“Right Action”をプロデュースするなど制作面でもこれまでとは違った側面をみることができる。ちなみに“Right Action”のミュージック・ビデオは何と“Take Me Out”のミュージック・ビデオを監督したジョナス・オデルが手掛けている。“Take Me Out”の楽曲のインパクトに劣らない事はもちろん、あのポップで巧みなアニメーションがまたフランツ・フェルディナンドのビデオとして見ることができるのだ。

そして、今回Qeticでは新作『ライト・ソーツ、ライト・ワーズ、ライト・アクション』の発売に合わせ、ベースのボブ・ハーディーにインタビューを行った。アルバムのことはもちろん、11月の来日公演について、昨今話題となっているダウンロード問題について等と様々なことをインタビューで聞くことが出来た。それでは是非読んでみてほしい。

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